ワクチンパスポート(海外渡航用新型コロナウィルスワクチン摂取証明書)の取得方法
2022年7〜8月、3年間我慢してた海外旅行に行ってきました。旅行先は経由地を入れると、フランス、スペイン、イタリア、スリランカ、トルコ、ドバイ、シンガポールの8カ国。3年分のリベンジ旅行ということでひと月以上の旅程で思いっきり楽しんできましたが、まだコロナ禍が完全には収束していないので面倒な手続きや用意しなければならないものがあります。
その代表がワクチンパスポート。
今日のブログではワクチンパスポート(新型コロナウィルスワクチン摂取証明書)の取得方法や使い方などについて説明します。
この記事でわかること
- ワクチンパスポートの入手方法
- ワクチンパスポートの使い方
- ワクチンパスポートとは
ワクチンパスポート(新型コロナウィルスワクチン摂取証明書)は海外旅行のどの場面で必要なのか?
ワクチンパスポートを提示する必要があるのは空港で搭乗手続きをする時です。
①日本出国時
コロナ規制がある国に渡航する際、空港で搭乗手続きをするときにワクチンパスポートの提示を求められます。ワクチンパスポートまたは搭乗72時間以内のコロナ陰性証明書がなければ飛行機に乗ることができません。ただしコロナ規制がない国へ渡航する場合は不要です。
コロナ規制で求められるワクチンの摂取回数は、渡航する国によって違いますがほとんどの国で2回です。
②日本帰国時
2022年9月7日以降、日本へ帰国する便に搭乗する際、
ワクチンを3回以上摂取したワクチンパスポート
の提示が義務付けられます。3回以上摂取した証明書がない旅行者は、引き続き帰国便搭乗72時間以内の陰性証明書が必要です。それらがないと帰国便に搭乗できません。
帰国時の陰性証明書の取得方法などについてはこの記事を参照して下さい↓
私が日本帰国前にドバイで取得した陰性証明書(日本語バージョン)↓
🐬フランスやスペイン、ドバイなど私が旅行した国では、入国時の審査や長距離列車、地下鉄、バス、トラムに乗る時、ホテルのチェックイン時、有名観光地や美術館などに入館する時、レストランやカフェ、ショップを利用する時などでワクチンパスポートの提示は不要でした。
ワクチンパスポートにはアナログ版(紙に印刷されたもの)とデジタル版(スマホアプリ)の2種類ある
ワクチンパスポート(新型コロナウィルスワクチン摂取証明書)にはA4の紙に印刷されたアナログ版とスマホのアプリで表示するデジタル版の2種類があります。
私は両方用意していましたが
紙のワクチンパスポートしか使いませんでした。
*どこの空港でも電子版を見せろとは言われませんでした。電子版は故障や盗難などスマホに不具合があったときには使用できなくなるリスクがあります。実際に旅行される時は紙版、電子版の両方を持参されることをおすすめします。
🐬ワクチンパスポート(新型コロナウィルスワクチン摂取証明書)には国内用と海外用の2種類がありますが海外用は国内用も兼ねているため必ず「海外用」を申請して下さい。
紙のワクチンパスポートの入手方法
紙のワクチンパスポートは自治体で申請する
ワクチン摂取をした自治体に申請して発行してもらいます。
具体的な申請手順は市役所、区役所などの「コロナワクチン窓口」で相談するかそれぞれの自治体のホームページなどで確認して下さい。
申請方法
- 市役所・区役所の窓口に直接出向く
- 市役所・区役所に電話する
- 市役所・区役所のホームページで確認する
*自治体によってはWebのみ、郵送のみ、しか申請を受け付けないところがあります。またコンビニで申請できる自治体も増えつつあります(コンビニでの申請にはマイナンバーカードが必要です)。
申請に必要なもの
- 新型コロナウイルス感染症予防接種証明書交付申請書
- 旅券(パスポート)の写し
- クーポン券の写し (紛失した場合は、マイナンバーを確認できる書類の写しでも可)
- 接種済証または接種記録の写し (紛失した場合は、予診票本人控えの写しでも可)
- 住所の記載された本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)の写し
- 84円切手を貼った返信用の定型封筒
*交付申請書は自治体のHPや自治体の窓口、保健所などで入手して下さい。
*6は郵送受付で対応している自治体で必要です。
実際に私が申請した方法
私は引っ越しのため東京都八王子市と稲城市でワクチン摂取をしました。私のように1回目と2回目のワクチン摂取場所が異なる場合はそれぞれの自治体で申請する必要があります。申請方法は以下の通りでした。
稲城市:市役所のワクチン窓口へ直接出向き申請(Webや郵送でも可)
八王子市:保健所に郵送で申請
稲城市では空いていることもあって申請した後15分ほど待っていたらワクチンパスポートを発行してもらえました。費用は0円です。
八王子は郵送のみなのでHPから申請書をダウンロードし必要事項を記入し必要書類を添えて保健所へ郵送しました。返信用封筒と切手を用意する必要がありました。ワクチンパスポートが送られてくるまでに1週間ほどかかりました。
コンビニでも取得可能
紙版のワクチンパスポートは以下の場合、コンビニでも取得可能です。
- ワクチン摂取した自治体がコンビニ発行に対応している
- マイナンバーカードを持っている
発行手数料が120円〜かかります。
電子版ワクチンパスポートの入手方法
電子版ワクチンパスポートはマイナンバーカードとスマホがあれば上記のような自治体、コンビニでの手続きなしに無料で入手することができます。
*マイナンバーカードの申請、交付には1ヶ月程度の日数が必要です。
電子ワクチンパスポート取得手順
- スマホに新型コロナワクチン摂取証明書アプリをダウンロード(無料)
- アプリを開く
- 海外用を選択
- 暗証番号の入力
- マイナンバーカードにスマホを乗せる
- パスポートをスマホで指示に従って撮影する
- 自治体を選択
- ワクチン摂取記録を検索
- 摂取証明書を発行
*文章で読むとややこしく感じるかもしれませんが、アプリの指示に従って行えば簡単にできます。
複数の自治体でワクチン摂取した場合はこの作業を繰り返す必要があります。
私が2022年8月にフランス、スペイン、イタリア、モナコなどを旅行した時は入国時や国境を越えるときにもワクチンパスポートの提示は求められませんでした。
終わりに
🤗「ワクチンパスポート(海外渡航用新型コロナウィルスワクチン摂取証明書)の取得方法」はこれでおしまいです。
今回の記事をまとめると
- ワクチンパスポートには紙バージョンとデジタルバージョンがあるが紙バージョン(アナログ版)で十分
- 紙バージョンのワクチンパスポートは自治体で申請する
- デジタルバージョンの方が取得は楽(マイナンバーカードが必要)
- 日本帰国時には3回以上摂取したことを証明するワクチンパスポートが必要
- 日本出国時に必要かどうかは渡航先のコロナ規制によって異なる(ほとんどの国は2回摂取orノー規制)
ということです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。このブログ記事があなたのコロナ後初の海外旅行の参考になったらとっても嬉しいです。
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それではまた世界のどこかでお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!
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