ヨーロッパ屈指の高級リゾート・タオルミーナ子連れ観光の見所とレンタカーでの行き方

2019年3月15日

タオルミーナの街並みとイオニア海とエトナ山の眺め
斜面に建ち並ぶタオルミーナの街とエトナ山

💕チャオ!ボンジョールノ!9歳と6歳の子どもを連れてシチリア島家族旅行を体験中のイルカパパです。

今日はヨーロッパ屈指の高級リゾートと称えられるタオルミーナへレンタカーをドライブして旅行した時の様子をお伝えします。タオルミーナの町は、イオニア海とエトナ山を一望する高台にあり、ビーチで泳ぐこともできます。

この記事があなたの子連れシチリア島旅行の参考になれば幸いです。それでは夢と冒険の旅へヒアウィーゴー!

ヨーロッパ屈指の高級リゾート

青く煌めくイオニア海、優雅にたたずむエトナ山。町のどこを切り取っても絵はがきのような風景が現れるタオルミーナは、世界中の人があこがれるヨーロッパ屈指の高級リゾートだ。

シチリア島と聞いて、誰もが思い浮かべるイメージは、まさにタオルミーナの空と海ではないだろうか。

地下駐車場とシャトルバス
町の入り口にある巨大な地下駐車場/無料シャトルバスでメッシーナ門前の広場へ送迎

タオルミーナへレンタカーでの行き方と駐車場

今日はいよいよシチリア島旅行のクライマックス、タオルミーナを訪れる日。映画「グランブルー」をはじめて観た日から、ずっとあこがれだったタオルミーナ。まさか本当にこんな日がやってくるなんて、それも子連れ旅行でなんて、ああ、夢のよう!

気合いを入れて朝6時40分にビビア村のアグリツーリズモを出発。レンタカーを飛ばして約20分でシラクーサに到着。やっぱり早朝は道もすいてるね。そしてタールミーナ到着は8時40分。途中サービスエリアで30分くらい休憩&朝食を食べたから、シラクーサからタオルミーナまでの所要時間は、実質約1時間10分くらいだった。料金所はカターニアを過ぎたところに1ヶ所あり、高速代は1.5ユーロ。やすぅ!

タオルミーナのインターでアウトストラーダを降り、ひたすら坂道を登る。海がどんどん下になる。町の入り口に巨大な地下、といより岩山を掘って作られた駐車場があり、駐車料金は6時間まで6ユーロ。駐車場からメッシーナ門まで、無料のシャトルバスに乗って行く。バスの所用時間は約5分、運行間隔は15分。パーク&ライド方式でこれは便利だ。

タオルミーナのメッシーナ門

駐車場から乗った無料シャトルバスを終点のメッシーナ門前で下車。緩やかな上り坂の先がメッシーナ門だ。

メッシーナ門の入り口

メッシーナ門の入り口。ここからいよいよタオルミーナの旧市街に入る。

コルヴァヤ館
コルヴァヤ館には、シチリア民衆伝統芸術博物館やツーリストインフォメーションが入っている

タオルミーナの見どころ

メッシーナ門前の広場がバス停で、ここから先へは一般の車両は進入できない。門の手前を左に進むと、マッツァーロ海岸行きのロープェイ乗場がある、ロープェイは往復3ユーロ。

わたしたちは門をくぐり旧市街へ突入。しかしそのまままっすぐは進まず、コルヴァヤ館前の広場を左に折れて、とりあえず古代ギリシャ劇場へ向うことにした。ギリシャ劇場へ向かう通りにも、両側はびっしりお店が並んでいて、ママはもう目がらんらんと輝かいている。そのうちの1軒、キッチン用品を扱うお店で、おみやげやら自分用やらに、買い物をしました。

タオルミーナ観光の見どころは、その今から向かうギリシャ劇場と4月9日広場。それとリュックベンソン監督映画「グランブルー」の撮影ロケがおこなわれた、イソラベッラや、サンドメニコパレス、そしてカンポタオルミーナ。あ〜今からそれら全部見れると思うとも〜どきどき、興奮で心拍数上がります。

4月9日広場

タオルミーナの中心、4月9日広場。

4月9日広場からの眺め

タオルミーナでホテル探し

今回の旅行では、タオルミーナにも滞在したいと思い、予約、手配の段階でホテルを探した。町は海から300mくらい上った高台にあるため、眺めがとってもいい。でもその分、町中のホテルでは目の前がビーチというわけにはいかない。また町は高台のほんの狭い地域に密集してるため、広いプールや駐車場付きのホテル/アパートメントを探すのも大変。

そこで目をつけたのが、マッツァーロ海岸。ここなら目の前がビーチで、なおかつ広いプール付きのリゾートホテルがいくつかある。ロープェイで町との行き来も楽。ふっふっふ、さすがオレ、とうぬぼれかけた時、ええ~なんですと、このへんのホテルは安い部屋でも1泊7万円、しかも1部屋の定員が3名までなので、わたしたちのような子連れ4人家族は2部屋必要×7万円で、なんと1泊14万円もするんだー。

これはさすがに予算オーバー。残念だけどタオルミーナ滞在はあきらめざるをえなかった、みざるきかざるいわざる。

イソラベッラ

映画「グランブルー」の撮影ロケがおこなわれたイソラベッラ。旅行者のあこがれのビーチだ。

ギリシャ劇場

ギリシャ劇場

さて、話を元に戻そう。メッシーナ門をくぐり、コルヴァヤ館前の広場で観光タクシーや馬車が客引きをしているのを横目で見ながら、左手の路地へ曲がる。この広場から左に曲がってまっすぐ海のほうへ伸びる路地がギリシャ劇場通りだ。通りの両側にはお店が並んでいて、そのつきあたりに、古代ギリシャ劇場遺跡のチケット売り場と入り口がある。

遺跡の入場料は大人6ユーロ、子供無料。ちなみに劇場入り口のすぐ隣には、グランドホテルティメオがある。

古代ギリシャ劇場

タオルミーナの古代ギリシャ劇場は、海に突き出した素晴らしい眺望の高台にある。

紀元前3世紀に建造され、ローマ時代の2世紀に円形闘技場として改修された。直径は115m、シチリアに残るギリシャ劇場では、シラクーサに次いで2番目の規模だ。

正面の舞台には円柱がそびえ、その間から見えるイオニア海とエトナ山の景色は、たびたび写真やポスター、テレビ等で紹介される有名な景色だ。

ギリシャ劇場を見学する子ども達

客席の一番上の背後からは、島の北側に伸びる海岸線と、対岸のイタリア本土の山並を見ることができる。こちらもうっとりするほど素敵な眺め。

夏の間は、この美しい景色をバックに、演劇やバレエ、コンサート等の催しがおこなわれる。

ギリシャ劇場からの眺め

ギリシャ劇場からのイオニア海とエトナ山の眺め。

ウンベルト通り

ウンベルト通り
大勢の観光客でにぎわうウンベルト通り

町の東端のメッシーナ門から、西端のカターニア門へ続く、弓なりにゆるやかな弧を描く通りが、タオルミーナのメインストリート、ウンベルト通りだ。

ギリシャ劇場を観光したあと、さっき左折したギリシャ劇場通りを広場まで戻り、シチリア民衆伝統芸術博物館やツーリストインフォメーションが入るコルヴァヤ館を見学する。ツーリストインフォメーションで地図をもらい写真を撮って、隣接するサンタ・カテリーナ・ダレッサンドリア教会にも入ってみる。

サンタカテリーナダレッサンドリア教会
 サンタカテリーナダレッサンドリア教会

ウンベルト通りをウィンドーショッピング

教会を出たところから、いよいよショッピング天国ウンベルト通りのはじまりだ。ここは道幅は広くないが、両側にしゃれたブティックやバール、レストラン、みやげ物店、陶器店などがびっしり並び、いつも大勢の観光客であふれている。何より歩行者専用なので、子連れでも安心して歩けるのがいい。

町の中心4月9日広場まで、ゆっくりぶらぶらウィンドーショッピングでも楽しみながら、リゾート気分にひたっちゃおう♪

ウンベルト通りの雑貨店
ウンベルト通りでみつけた遊び心満載の食器屋さん

時折建物の切れ目から、右手には岩山、左手には煌めくイオニア海が見える。こういう細い路地にもお店が繋がっていて、案外こんなところでステキな掘り出し物が見つかったりするのかもしれない。あてもなくのんびり歩いていると、突然明るく開放的な広場にた。タオルミーナの中心、4月9日広場だ。

メッシーナ門からこの広場まで、距離にしてほんの200mちょっとなのだが、見所が多すぎてこりゃまた随分時間がかかってしまったな~。

ウンベルト通りのお店
ウンベルト通りのサッカーショップ/靴屋さん/おもちゃ屋さんもあるよ

4月9日広場

4月9日広場

ウンベルト通りをまっすぐ歩いてたどり着いた4月9日広場は、まさにタオルミーナの町のへそと言える場所。

イオニア海にせり出したテラスのような広場で、ここから眺める海とエトナ山の景色もまた素晴らしい。広場の床は白と黒のチェックのタイル敷きで、街灯ひとつとってもいったいいくらすんるんだろう?というくらいオシャレ。広場に面して、中世の面影を残す時計塔や教会が建っているのも、ナイスな雰囲気をかもし出している。

4月9日広場の大道芸人

広場に面したお洒落なバールで休憩

ギリシャ劇場、ウンベルト通りとずっと歩きっぱなしで足が疲れたので、ちょいと休憩しようか。ちょうど広場の山側真ん中付近に、感じのいいバールがある。屋外席のイスはすべて海のほうへ向けられていて、も~いかにもたこにもリゾートっていう感じだね。陽気なおじさんが音楽の生演奏なんかしてくれてるから、益々気分が盛り上がる。

じゃあちょっと失礼して、冷たくて甘~いジェラートやらグラニータやらをいただきますかぁ~。

広場に面したバール

リゾート感半端ないタオルミーナのバール。

ジェラートを選ぶ子ども達

ジェラート売り場で「どれも美味しそうで選べないよーっ」て嬉しい悲鳴をあげる子ども達。

タオルミーナのジェラート

冷たいジェラートを満足そうに見つめるりゅう。

4月9日広場かrタオルミーナの海を眺める

4月9日広場の海側のテラスで同じアグリツーリズモに宿泊しているイタリア人ご家族とばったり遭遇。最初にりゅうが気付いた。向こうを驚いて笑っていた。

タオルミーナから見るエトナ山

タオルミーナの見所、魅力がぎゅっと詰まった4月9日広場からのイオニア海、エトナ山の眺望。

タオルミーナ
古代ギリシャ劇場跡付近から眺めたタオルミーナの街並みとエトナ山