タヒチ子連れ旅行記出発編・成田エクスプレス・エアータヒチヌイ航空・パペーテファアア国際空港到着
💕ども、イアオラナ、マーウルウル、マリンスポーツ歴40年、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
5才と8才の子供2人を連れてあこがれのタヒチ家族旅行に行ってきました。この世の楽園と言われるボラボラ島の水上コテージに泊まり、世界中のダイバーのあこがれランギロア島で子連れシュノーケリングを楽しみました。
今日は成田エクスプレス、エアータヒチヌイ航空、と乗り継いで、タヒチ島パペーテにあるファアア国際空港までの様子を旅行記形式で紹介します。最後まで見てね〜、マーウルウル。
子連れ旅行者の成田エクスプレス利用方法と気をつける点
子連れ旅行者にとって成田空港へのアプローチは、自家用車が行くのがいちばんのぞましい。ただし駐車場業者は、出発時も帰国時も空港ターミナルで車の受け私をしてくれるところでなければ意味がない。
ところが今回はちょっと事情がちがう。タヒチへむかう飛行機の出発時刻は午後12時55分。2時間いじょうまえに空港に到着するためには、自家用車だと中央高速、首都高速の渋滞にまきこまれる可能性があるのだ。今回は念には念をいれて、成田エクスプレスで空港にむかうことにした。
成田エクスプレスについて
成田エクスプレスには、大船ー横浜ー東京ー成田空港のルートと、大宮ー池袋ー新宿ー東京ー成田空港のルート、高尾ー八王子ー立川ー国分寺ー東京ー成田空港のルートの3系統がある。
ただしどのルートも、すべての電車が大船/大宮/高尾が始発(終着)というわけではない。また新宿ルートのほうは、五反田、品川と山手線の南をぐるっとまわっていくので時間がよぶんにかかる。私鉄、地下鉄で新宿を利用するひと、タクシー、バスで新宿にいけるひと、なら新宿駅から成田エクスプレスにのる意味がすこしはあるかもしれないが、それ以外のひとは発着本数の多い東京駅を利用することをおすすめする。
料金と座席
成田エクスプレスの料金には、座席指定特急券と乗車券の両方がかかる。
小学生はどちらも大人の半額、未就学児は座席を必要としないなら無料だが、そのばあいもし満席ならひざのうえにだっこしなければならい。
未就学児のわりには体重の重いリュウを1時間ちかくひざのうえにのせておくリスクはさけたかったので、今回リュウのぶんも切符を買うことにした。
乗車券は立川から成田空港、特急券は東京から成田空港、という買いかた。このとき注意すべきポイントは、未就学児のリュウは座席指定特急券を購入した区間のみ乗車券が必要ということ。つまり立川ー東京間には乗車賃は必要ないので、まちがってよぶんにとられていないか確認しよう。
座席は、前後2列を回転させてむかいあわせの4席にすることができる。親子4人ならこれがらくちんだろう。ただし車両によっては回転できないタイプがある。回転できないタイプのばあい、あらかじめ固定されてむかいあってる4席の座席があるので、切符購入時にリクエストしてみよう。
成田エクスプレスでは号車間の移動ができないケースがおおい。発車ぎりぎりに飛びのってあとで車両を移動しようとすると痛い目にあう。トイレは車内にあるので子連れにもあんしんだ。またスーツケースなど大きいにもつの置き場もある。
成田空港に到着したら
東京駅から成田空港までの所要時間はおよそ55分。ほとんどの電車が成田までノンストップだ。空港の駅名は、第1ターミナルが「成田空港駅」、第2ターミナルが「空港第2ビル駅」。駅に到着してエスカレーターを1階ぶんあがったところからカートを使用できる。また改札を出らパスポートチェックをうけるのであらかじめ準備しておこう。
帰国時に注意すること
行きに成田エクスプレスを利用した人の多くは、帰りも利用するだろう。通常成田エクスプレスは30分~1時間に1本のわりあいでしか運行されていない。一刻もはやく家にかえりたい子連れにとって「ああ~たった今電車が出たばかりだぁー。次は1時間後」なんて悪夢はぜひともさけたいだろう。そのためには、帰国便の到着予定時刻前後の成田エクスプレス時刻表チェックをおこたってはならない。もし時刻表をチェックして5分後に発車することがわかっていれば、例えば「トイレは電車にのってから」というような賢明な対応で時間を有効に使うことができる。
さて、日本帰国時のもっとも大切なポイントは「どこで成田エクスプレスの切符を買うか?」だ。チケット購入カウンターは、第1/第2ターミナルとも地下1階コンコースJR改札口ふきんにある。ところがここはいつも長蛇のれつ。はじめて日本にやってきた外国人旅行客のよろず相談窓口みたいになっちゃってるのだ。これじゃあとても5分10分後に発車する電車にはのれません。そこでこっそりとっておきの方法を教えちゃおう。それは税関をぬけて自動ドアを出たすぐの場所にある、「一見リムジンバスの案内所風カウンター」で買う方法。ここでもしっかり成田エクスプレスのチケットが買えます、しかもほとんどひとが並んでない。急ぐときは絶対おすすめだ。でもあまり言いふらさないでね。
最後につけたしで。中央線沿線に住むひとは、帰りは東京始発の電車にのれるので、くぐれも成田エクスプレスにのって新宿までいかないように。
搭乗ゲートへ
朝食にママがつくったおにぎりを電車の中でいただたらあっというまに空港についた。成田エクスプレスにのるのひさしぶりだから、こどもたちもけっこうおとなしくてたすかった。エアータヒチヌイってどんな飛行機なんだろう?搭乗手続きをすませ、期待にむねをふくらませながらわれわれは出発ゲートに向かって歩いた。
この記事を参照してね↓
成田エクスプレス出発駅と料金・所要時間の比較表 |
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出発駅 | 料金(大人1名) | 所要時間 |
東京駅 | 3020円 | 59分 |
横浜駅 | 4290円 | 1時間34分 |
大宮駅 | 3840円 | 1時間59分 |
立川駅 | 4290円 | 1時間48分 |
- 料金は2020年5月現在
- 空港第2ビル駅までの料金と所要時間
- 子供料金は大人の半額
エアータヒチヌイ航空に初めて乗ってみました〜機内サービスの感想やチケット購入方法
エアータヒチヌイ航空は日本から唯一タヒチに直行便を運航している航空会社。1996年にフレンチポリネシア政府などの出資によって設立された。本社はタヒチ/パペーテで、現在パペーテからパリ、ロスアンゼルス、東京、シドニー、オークランド、ヌーメアの6都市に運航(一部はコードシェア便)している。
今回の子連れ旅行では、初めてそのエアータヒチヌイ航空を利用する。
東京発のフライトは季節によって便数が異なるがおおむね週1~3運行している、日本からの所用時間は11時間10分、パペーテ~東京は12時間50分。東京ーパペーテ間の距離は9700km。使用機材はエアバスA340-300。2018年以降はボーイング787-9型機が4機加わる予定だ。マイレージサービスは「Club Tiara」。
機内サービス
日本線の使用機材はエアバスA340で、座席はファースト、ビジネス、エコノミーの3クラス。この路線でアッパークラスの需要があるのかな?とおもったがけっこう新婚さんがのってらした。リッチですねー。エコノミークラスのシート配列は2-4-2、各シートにパーソナルテレビが備えつけられている。ただし残念ながら映画はビデオンデマンドではない。食事は、フランスパンとデザートがなかなかいける。飲み物ではシャンパン、ワインはさすがの品揃え、ヒナノビールも用意してあった。それからウーロン茶があるのも今となってはめずらしい。
アメニティはアイマスク・くつした・耳栓のセット。キッズ用にはミニリュックサックとぬり絵セットなど。うちは行きの便ではもらえず帰りの便でだけもらったんだけど本当に行きではもらえないのかな?それとも行きの便はみたところ小さい子連れはうちだけだったので省略された?どなたか行きでもらえたかたがいらしたら是非おしえてください。(はなさんの書き込みで行きも帰りももらえることが判明しました。はなさん、ありがとうございました!)ベビー用のアメニティもあります。
チケット購入
エアタヒチヌイ航空は2004年からJALとコードシェア運航を開始している。したがって航空券はエアタヒチヌイとJALの2通りあり、どちらもPEX運賃を設定している。PEXに関しては同一料金だが、WEB割料金ではエアタヒチヌイのほうが若干(1000円程度)安いケースがある。マイレージは購入した航空会社にしか積算できない。
わたしが購入したチケットはPEXよりさらに安い「格安航空券」。PEXとくらべると制約があるが、ただでさえ高いタヒチへの旅行代金(それも家族4人分!)をすこしでも押さえることができるならとリスクをとった。また今回はタヒチまでの航空券のほか、国内線のチケットやホテルの手配もすべて代理店を通した。パーツごとに個人で手配するより安くあがったと思う。
マイレージプログラム
エアタヒチヌイ航空のマイレージクラブ「クラブティアレ」には、個人会員の「ティアレタヒチ」と家族会員の「ティアレフェティ」があり、好きなほうを選択して加入することができる。入会金は「ティアレタヒチ」が2500円、「ティアレフェティ」が5000円、有効期限はどちらも最後に搭乗してから3年間だ。
「ティアレタヒチ」はほかの航空会社のマイレージクラブとおおきな違いはないが、家族会員の「ティアレフェティ」はちょっとユニーク。家族全員分のマイレージを1つに合算することができるのだ。
たとえば今回のわがやのケースだと、家族4人で旅行したので4人分のマイレージを1つの口座にまとめて積算できるというわけ。
しかしよくよくみると無料航空券を獲得できるマイル数が「ティアレタヒチ」より微妙におおく設定してある。じっさいに計算してみると、うちのように4人家族はタヒチに2回行って3回目の片道分だけが1人ただになるとういことだ。3回以上行く予定のないご家族は、5000円払って会員になるメリットはあまりないだろう。ただ5人家族なら、2回目で片道/1人分がただになるのですぐ入会したほうがいい。
JALとコードシェア運航してると書いたが、JALのマイレージではこの路線の無料航空券をゲットすることはできない。ゲットすることができるのはアメリカン航空とデルタ航空のマイレージのみ。
ほかのルートでいく方法
直行便にこだわらなければ、日本から別ルートでタヒチに行く方法もある。中でも一番現実的なのはホノルル経由だろう。ホノルル-パペーテ間はハワイアン航空が周1便運航しており所用時間はホノルル→パペーテが4時間40分、パペーテ→ホノルルが6時間20分。帰りはホノルル到着が朝6時なので、午前中の便ならそのまま乗り継いで日本にむかうことも可能だ。ハワイとタヒチの両方をたのしめるうえ、料金的にも日本ーハワイのチケットを安く購入できるなら直行便より有利になる可能性がある。
料金だけにこだわるならロサンゼルス経由が面白い。東京ーロスはへたをすると2万円台のチケットがでまわるので、日本からタヒチへ直行便で行くよりかなり安くチケットをゲットできるかもしれない。ちなにみロスーパペーテが安いのは5月~6月前半だ。体力的にはきついかもしれないが、タヒチと、ロスのディズニーランドなんかをセットでたのしみたいひとにはいいだろう。
スターアライアンスのマイレージを有効活用したい人は、ニュージーランド航空で日本ーオークランドーペペーテの無料航空券をゲットする方法がある。必要なマイルは往復1人65000マイル。行き帰りともにオークランドで1泊が必要になるが、ニュージーランドと両方を楽しめる。
またそれとは別にニューカレドニアやチリから行く方法もある。あまり現実的ではありませんが。
出発ゲートでこどもたちとお話したり本を読んだりしてたら、ついに搭乗がはじまった。まだ見ぬ楽園の美しい海と島。期待にむねをおどらせながら、飛行機にのりこむ。シートベルトを締め、離陸したらしばらく日本ともおわかれだ。バイバイ、そしていってきま~す!
朝食に出されたフレンチトース風ワッフルと、フルーツヨーグルトを食べ終わったころ、機内のアナウンスが着陸体制にはいったことをつげる。
機はじょじょに高度を下げ、窓の外をみるとまだ夜明けまえの南太平洋の暗い海に、モーレアの島影が浮かびあがっていた。そして月明かりにみちびかれるように、われわれを日本からはこんできたエアータヒチヌイ航空77便は、パペーテ/ファアア国際空港に着陸した。
パペーテファアア国際空港に到着したのは現地時間午前4時半!そりゃー眠い
ファアア国際空港は、パペーテにあるタヒチの空の玄関口だ。エアタヒチヌイ航空が東京や、ロサンゼルスなど世界6都市に運航しているのにくわえ、ハワイアン航空、チリのラン航空、ニューカレドニアのエアカレドニイアインターナショナル航空、ニュージーランド航空やカンタス航空が就航している。そして旅行者の多くは、ここからさらにべつの島をめざして飛び立ってゆく。
到着~入国の流れ
タラップをおりるとムッとする熱気がからだをつつむ。夜明けまえのいちばん気温が低いであろう時間なのにこの暑さ、ということは日中はすごいことになるんだろうな。ちゅーかすでにわたしもこどもたちも汗が流れ落ちてるんですけど。シャツをぬいで上は半そでのTシャツ、下はファスナーを切り離して半ズボンになる。フ~これでちょっとはまし。
ターミナルビルへ歩いてすすむとタヒチアンダンスのおでむかえ、そして1人1人にティアレ一輪をくれる。この甘い香りがたまりません。しかしむし暑い!入国審査場へつづく通路は半屋外になってるため冷房がそなえつけられてないのだ。
入国審査を終え、荷物をうけとり、税関の先にあるドアーを出ると大勢の人たちが待ちかまえていた。現地の旅行会社のスタッフだろう、日本人もかなりいる。その中で赤い制服の「タヒチヌイトラベル」の女性がわたしたちに「いるかさんですか?」と声をかけてきた。福山雅治演のドラマ「美女と野獣」にわき役で出てた女優さん(名前わすれました)に似てるきれいなおねえさんだ。
「ようこそタヒチへ!」といってティアレの花のレイを全員にかけてくれる。
おお、なんというすてきなサービス!一挙にタヒチが好きになってしまいました。
空港内のようす
われわれが次にむかうボラボラ島への飛行機は8時5分発、まだ3時間ちかくもあるじゃないかー。ではここでちょっと空港内のようすをお伝えしよう。まずわれわれが到着したのは2つあるターミナルビルのうちターミナル1(国際線ターミナル)。
到着ゲートを出て正面に両替え所がある。タヒチの通貨はフレンチパシフィックフラン(CFP)で、両替えレートはわれわれが行ったときは1CFP=約1.3円。クレジットカードでキャッシングすると金利がかかるが、それを加味してもレートはクレジットカードでキャッシングのほうがいい。この両替え所にはかなりの人が並んでいて、待っていても列は減らない。それどころか次の飛行機が到着するとますます列が長くなるので、とにかく早めに並んだほうがいいだろう。
到着ゲートを背にして右手にすすむと、カフェテリア、売店、トイレ、国内線のチェックインカウンターと搭乗ゲートがある。この売店では、ビーチサンダル、飲料水、Tシャツ、絵はがき、雑誌などが売られているが、クレジットカードは使用できない。ちなみにミネラルウォーターは2リットルで350CFP。また売店の裏側にマクドナルドがある(この時間はまだ開いていなかった)。一方到着ゲートを背にして左手にすすむと、おみやげ屋がむかいあって2件ある。その先が出国ゲート、さらにその先が国際線のチェックインカウンターだ。
まだまだ時間はたっぷりあるがお店もぜんぶみちゃったので、国内線の出発ゲートにむかおうか。
パペーテ空港国内線ターミナルでの子連れ旅行者優先搭乗
タヒチ/パペーテ国際空港には2つのターミナルがあり、私達が成田から到着したのは国際線用のターミナル1。これから向かうボラボラ島行きが出発するのは国内線用のターミナル2。ターミナル1とターミナル2は隣り同士の建物なので、ターミナル1から一旦外に出て歩道を歩けばすぐターミナル2に行ける。
国内線出発ゲート
建物に入ったらすぐ手荷物検査をうけて出発ゲートの待ち合い室へすすむと、搭乗エリアの中にもカフェがあった。値段をチェックしたら外のカフェよりちょっと高いぞ。待ちあい室の正面は全面大きなガラスになってて、滑走路とモーレア島がよく見える。うーんなかなかいいねココ。でもあいかわらず冷房設備はありません、あぢ。
こどもたちはタヒチまでの飛行機でたっぷり寝たのでもうぜんぜん眠くないらしい。ポケモンカードをならべて遊んでる。ママとわたしはいすにもたれてうとうとしたり、本を読んだり、たまに窓の外のモーレア島をながめたり。こんなに時間があるなら、ボラボラ島へのフライトはもう1本はやい便でもよかったなー、なんてこころのなかでちょっと思っていた。
子連れは優先搭乗
ボラボラ島へいく飛行機の出発までにはまだ時間があるはずなのだが、ふと気がつくと、もうゲート前に長い列ができていた。タヒチの国内線はハワイの離島間のフライトと同じで座席の指定がない。つまり早いもの順で好きな席に座れる。みんな気合を入れてこんなに早くから並んでいるのは、きっとボラボラ島到着前に、空からボラボラの景色を眺めれる(確率の高い)進行方向にむかって左側の座席を確保したいからだ塔思う。う~ん、かんがえてることはみな同じですねー。
でも「子連れは優先搭乗できる」ときいていたので、わたしたちは列には並ばなかった。さて、「子連れ優先搭乗」のアナウンスがあったのでゲート前へ行くと、
「なに割り込んでんだよ~」
みたいな厳しい視線の集中砲火を浴びる。ひぇ~~!
列の前半分、つまり気合いを入れてずいぶん早くから並んでいたのは、みな日本人のカップルさんだ(新婚旅行かな)。「子連れ優先搭乗」の英語のアナウンスの内容が理解できなかったからか、わたしたちのほかに子連れ家族がいなかったこともあり誤解されたままのようだ。でも、さすような痛い視線にもひるまず、しっかり一番でゲートを通過した。
ゲートを通過して建物の外に出たら、滑走路の一部をすこし歩いて飛行機まですすむ。
すっかり明るくなった広い滑走路の先にはタヒチの青空をバックに、フランスの印象派画家ゴーギャンが愛したモーレア島の島影が見えていた。
【番外編】旅行出発の1週間前に次男のリュウがインフルエンザになった!
子連れ海外旅行にいくのに冬の出発は要注意だ。特に冬休みの12月より、春休みの3月のほうがやっかい。わたしの経験ではこの時期のほうが、かぜやインフルエンザに感染しやすくなっている。
出発を1週間後にひかえた3月11日、朝からリュウが熱っぽい。みためは元気に走り回ってるのだが、体温計ではかったら38度だった。これくらいの熱ならインフルエンザではないだろうと思ったが、いちおう念のため病院へ連れていくことに。先生も「ちがうでしょ」とは言うものの、旅行をひかえているので検査をしてくれた。で、結果はようせい。つまり、みごとインフルエンザですっちゅーわけ。
ええぇー!それ困りますって。インフルエンザは感染力がひじょうに強いので、同じ屋根の下で寝起きするほかの家族にうつっちゃう可能性がメチャクチャたかい。ほかの家族にうつって、出発当日とかに発熱したらどうすんの?!ひゃー考えただけで最悪だ。
というわけで、わがやの「感染をふせげ!」レベル5大作戦がはじまった。
感染をふせげ大作戦
インフルエンザウィルスは飛まつ感染し、特に低温で乾燥した空気中において感染力が高まる。それならと、まず家の中で家族全員がマスクをつけて生活する。リュウとは顔を近づけて話さない、寝る部屋も別にする、食事の時間もずらす。室内の温度を高めに設定し、加湿器を作動させ、さらにアロマオイルで殺菌効果の高いもの(ユーカリやティトゥリーなど)をたく。
うがいは帰宅時だけでなく1日数回おこなう。うがい薬は使わずかわりに紅茶でうがいする。紅茶には相当な殺菌作用があり、またくすりではないのでまちがって飲んでも安心だ(こどもはうがいがへただから) 。それから手洗いの徹底。
もうひとつ重要なポイント。のどや鼻の粘膜が弱ってるとウィルスに感染しやすくなる。起きてるときは意識して口を閉じているが、寝てる時ってすごい無防備。口をぽかーんとあけて熟睡してることがあるので、のどが乾燥しやすい→気管支の粘膜が痛みやすい→ウィルスに感染しやすい、という図式がはたらくわけだ。これをふせぐ有効な手段は
「寝てるあいだもマスク着用」
わがやでは出発1週間まえとか、警戒レベル5状況下では、寝てるあいだもマスクをつけっぱなしにする。
免疫力をたかめる
どんなに感染をふせぐ努力しても、こどもの学校や幼稚園、満員電車の中でインフルエンザウィルスは増殖している。しかし免疫力がたかいこどもはウィルスが蔓延してるなかにいても感染しにくいのだ。わたしは冬の出発まえの健康管理でもっとも大事なことは「免疫力をたかめる」ことにつきるとおもう。
わがやで実践してる免疫力が高まる(と思い込んでる)方法、をあげてみよう。
十分な睡眠と規則ただしい生活。より深いねむりをえるために、日中はおもいっきり遊ばせてへとへとにさせる。
バランスのとれた食事。特に「免疫力をたかめる食材」「粘膜を強化する食材」を意識してたくさんとりこむようにしている。「免疫力をたかめる食材」はチーズとヨーグルト。「粘膜を強化する食材」はビタミンAを多く含む、かぼちゃ、にんじん、トマトなど。
一方、免疫力を弱める食品を口にしないことも大切だ。合成着色料や保存料など化学的物質がおおくふくまれる食品はこどもには食べさせない。こどもの骨をとかすリン酸をおおくふくむ市販のお菓子や、ソーセージやハム、ウィンナーはよほど気を付けて選ばないといけないと思う。また無果汁のオレンジジュースなど色のついた甘い水、は子供には絶対飲ませるべきではない。さらに抗生物質漬けで育成された、鶏、養殖のはまちなどはたいへん危険だ。漂白剤をこどもの口に入れる親はいないと思うが、漂泊された砂糖や大根をこどもに食べさせる親はたくさんいる。
話がそれました。睡眠や食事以外で免疫力をたかめるほうほうはないだろうか?最近の研究では「ストレス」は免疫力をよわめる大敵らしい。逆に笑うことは、免疫力をたかめるとのこと。 わがやではおもしろおかしい家庭運営をめざし、まいにち家族で大笑いするよにこころがけている。
無事出発
そんなこんなで対策が効をそうしたのか、出発当日まで誰も発症せずにすみました。ほ~!リュウの症状が軽くてすんだのも ラッキー。
ところで、インフルエンザの患者は発症後7日くらい経過して外見は完治してるようにみえても、まだ体内からウィルスを排出しているらしい。なのでわがやの警戒レベルは5から4に少し下がった程度。まだまだ油断はできません。一方幼稚園や学校には発症後、4~5日たてば行ってもいいとのことなので、まあ7日たってるし、飛行機もOKでしょう。
一時はどうなるかとおもったけど、リュウもすっかり完治、みんな万全の状態で出発の時をむかえたのだった。