新しくなった成田空港第一ターミナル
2006年6月2日、成田空港第一ターミナルが新しく生まれ変わってグランドオープンした。
利用者にとって一番大きな変更点は、
全日空が第二ターミナルから第一ターミナルへ引っ越したことだろう。
その主旨は、スターアライアンスグループの航空会社を第一ターミナルに集約させること。
これによって、たとえば大阪から全日空で成田へ行き、
ユナイテッドに乗換えてアメリカへ向うという旅行者にとり、
同じターミナルで乗り換えが可能になっため、利便性が向上した。
またアメリカやヨーロッパからスターアライアンス系の航空会社で成田に来て、
全日空に乗換えて大連へ向う、
といった海外からの旅行者にとっても便利になった。
我が家も、新しくなった第一ターミナルを利用するのはこれが初めて。
「日本国内最大の空港ビルディング」
なんて派手な宣伝をしていたから、
どんなんだろーと楽しみしていたのだが、
空港に着いて建物に入って「そんなに大きいか~」とちょっと期待はずれ。
まあ大きけりゃいいというもんでもありませんが。
今回リニューアルされたのは第一ターミナルの南ウィングの部分。
第一ターミナルは、中央ビルディングで北ウィングと南ウィングに分断されているため、
一体的に見渡せる第二ターミナルに比べると、ぱっと見は大きく感じないのだろう。
メリットとしては第一滑走路が近くなったこと。
第二ターミナルは第一滑走路から離れているため、
ゲートによっては滑走路に到着するまで30分以上かかるケースもあった。
第一ターミナルは第一滑走路に面してしるので、
ゲートを離れてから離陸するまでや、
着陸してからゲートに到着するまでの時間が大幅に短縮された。
逆に北側の第二滑走路からは遠くなってしまったことはデメリット。
第二滑走路は主に、中国やアジア方面への近距離フライトのために使用されている。
もうひとつのメリットは、帰国時のリムジンバスが始発ということ。
これによって第一ターミナルから乗る人は席の確保が容易になった。
といっても、我が家はバスで帰ることはないと思いますが。
全日空以外にも利用ターミナルが変更になった航空会社があるので、
これから出発する人はくれぐれも注意しよう。
新しくなったチェックインカウンター
成田空港へマイカーでGO!
うちのこどもたちも大きくなったので、以前ほどマイカーで成田へ行く必要性はなくなってきた。
しかし、問題はJR東日本の料金。家族4人で成田へ往復すると、
へたな海外旅行1人分くらいかかってしまうのだ。
いったいどーゆーことですか!
スイス国鉄では
親と同一行動する子供(6~15才)は何人でもタダなのだ。
半額とかせこいこと言ってなくてタダ!
わが国も少子化問題に頭悩ませてるなら、これくらい見習おうよ!
と、そんなわけで、旅行代金を少しでも節約するため、
今回はまたマイカーで成田へ行くことに。
まあ、荷物運んだりするのが楽といえば楽なんですけどね。
それに、帰国時は夏休み最後の週末なので、渋滞もないでしょう。
成田空港で利用する駐車場業者はいつもの「ジョーイパーキング」。
出発時も帰国時も、
空港ターミナルビルで車の受け渡しをしてくれるのでとっても楽チンだ。
我が家は、もうチャイルドシートを海外に運ぶ必要がないから、
駐車場から送迎の業者でもかまわないのだが、
ジョーイパーキングは料金が送迎業者と比べて大きく違わないので、
今回もお願いすることにした。
空港の出発ロビーに到着すると、ジョーイパーキングの係の人が手を振って合図している。
車を止めるとさっとカートを持って来て手際よく車から荷物を降ろしてくれる。
「ご帰国は8月26日でしたね、お気をつけていってきて下さい。よいご旅行を!」
ジョーイパーキングの人に見送られて出発ロビーへ向う。
成田空港は、まさに夏休みの出国ラッシュ真っ最中という感じで、
ものすごい人でごったがえしていた。
エコノミークラスのチェックインカウンターにも気の遠くなるような列ができている。
こどもたちが小さい時、全日空のロンドン線で1時間近くこの列に並んだ記憶がある。
でも今回は大丈夫。
新しくなった第一ターミナルでは、
スターアライアンスゴールドメンバー専用のチェックインカウンターが設置されたのだ。
場所は最も中央ビルディングよりのAゾーン。
全日空のファースト/ビジネスクラスのチェックインカウンターと同じ場所なので、
列に並ぶことなくスイスイ搭乗手続きを澄ませることができた。
さらにありがたいのは、メンバー専用の手荷物検査場があること。
ご記憶にあるかもしれないが、
ロンドン/ヒースロー空港でテロ未遂事件が発覚したのが、
我々の出発の前日のこと。
おかげで手荷物検査が大変厳しくなり、
この日なんても~どこが最後尾なの?
というくらい行列ができちゃってる。
そんな中メンバー専用の検査場は、
いいんですか?っちゅーくらいガラガラで、
あっと言う間に通過することができたのだ。ラッキー☆
さて、こうしていよいよわがやの夏休みがはじまります。
期待に胸をふくらませながら、
出発を待つ全日空209便フランクフルト行きに乗り込んだのだった。
メンバー用の手荷物検査場は申し訳ないくらいすいている / 出発ロビーの雰囲気はこんな感じ