ヨーロッパ高速道路ドライブ鉄壁ガイド(料金の支払い方法・注意点・ヴィニエット・サービスエリア)

2019年8月23日

🚗ヨーロッパの高速道路料金の支払い方法や運転するときの注意点などを紹介します

ヨーロッパの高速道路
片側5車線あるドイツのアウトバーン

ヨーロッパレンタカードライブの経験

💕ども、メルシー!ジュテーム!☆今日はヨーロッパレンタカードライブ情報の番外編第2弾!「高速道路運転ガイド」を紹介するぞー。日本の高速道路と全然違うことがあるのでアクセルを踏む前によく読むのじゃー、うっほっほー。

🐬直近のヨーロッパ旅行は23泊で、ハンガリー・スロヴァキア・ポーランドとフランスをレンタカーで旅行。それ以外のヨーロッパではイギリス(ロンドンからウェールズ)・ドイツ(バイエルン地方)・イタリア(アルプス、ヴェニス、フィレンツェ、ローマ、ナポリ、シチリア島)・スペイン(コスタデルソル)でレンタカー旅行をした経験があるのさ。

高速料金の支払い方法

高速料金の支払い方法
スロヴァキアやハンガリーでは高速料金をなんとガソリンスタンドで支払う

ヨーロッパ主要国での高速料金の支払い方法は

  1. 都度払い方式(料金所で払う)
  2. 定期券方式(ガソリンスタンドやレンタカー会社のオフィスで支払う)
  3. 払わない方式ってか無料

の3通りです。では一つずつ説明していきます。

1.料金所で払う(都度払い方式)

この方式を採用している国

フランス、イタリア、スペイン、クロアチア、ポーランドなど

スペインの高速道路
スペインの高速道路。景色がサイコー!こりゃ気持ちええ〜〜

料金所のタイプ

日本と同じように料金所で通行券を受け取り、出口の料金所で通行料を支払うタイプと、有料区間内にある料金所で決められた料金を払うタイプの2通りあります。

ヨーロッパには無料の高速道路もたくさんある(ポーランドはほとんど無料)ので、後者のケースはなんとなく走っていたら唐突に料金所が現れてちょっとだけびっくりしたりします。あ、小銭あったっけ?というか財布どこだー?みないな。(実は料金所があること知らせる標識が手前に立っているんですが、)

ポーランドの高速道路の料金所
ポーランドの料金所。緑の矢印に進む。A4はETCレーン。

ETCレーンには入らない

前者も後者も、料金所ゲートの支払いレーンに注意しましょう。

日本のETCに相当する自動料金収受システムのゲートに入っちゃうとたぶんほとんどのレンタカーは車載器を搭載していなので対応できません。

料金所のゲートの上に、レーンごとに電光サインやわかりやすいイラストが掲げてあるので、レーンを選ぶときに確認すれば問題ありません。

例えばフランスではETCレーンには、アルファベットの「T」を太らせたようなサインが出ています(Télépiageの略)。頭の部分が膨らんでいてオレンジ(黄色)です。でも緑色の矢印があれば、それはどの支払い方法でも対応可能のサインなので進入して問題ありません。「T」だけしか出ていないレーンに入らなければオッケー。

都度払い方式を採用している他の国でも、ETC専用レーンは一目見たら初めてでもそれとわかるようなデザインになっているので問題ない(と思います)。

*各国のETCの呼称

🐬フランスは「Télépiage」、イタリアは「telepass」、スペインは「telepaje」、クロアチアは「ENC」、ポーランドは「A4」って用紙か!

フランスの高速道路のサービスエリア
フランスの高速道路のサービスエリア。買い物をして小銭をゲットしておこう

小銭を用意

ETCレーン以外のゲートでは、クレジットカードか現金で通行料を支払います。このとき気をつけて欲しいのは、日本発行のクレジットカードはエラーになることがよくあるということです。

現金払いでも紙幣を入れてお釣りが出ない、ってぼったくりじゃねーか!というケースもたまにあります。それから高額紙幣は受け付けません。

なので安全策として、コインを用意しておきましょう(フランス、イタリア、スペインの通貨はユーロ)。

👦現金払いは通貨に注意:ユーロ未加入で都度払い方式を採用している国の高速道路では現地通貨のコインの確保を忘れずに!ポーランドではクラクフからアウシュビッツ方面の高速4号線が有料区間でしたが、通行料は20kmほどで10ズウォティ(約30円)でした。たまたまズヴォティの小銭が財布に入っていて(なぜ〜)ラッキーでした。

ヨーロッパの高速道路の料金所
料金所の通行料支払機

通行料支払機の手順

上の写真はフランスの高速道路の料金支払機です。薄汚れているので、ちゃんと機能しているのか不安な気持ちになります。

手順は

  1. 言語の選択
  2. 通行券を挿入
  3. クレジットカードまたはコインまたは紙幣を投入
  4. おつりを受け取る
  5. レシートを受け取る

です。

現金での使用が可能な紙幣、コインの種類が表示されています。50ユーロ、100ユーロ紙幣は使えません。

高速料金の目安

  • イタリア:ミラノ〜フィレンツェ(約320km)23ユーロ、フィレンツェ〜ナポリ(約480km)28ユーロ
  • フランス:パリ〜オルレアン(約130km)9.9 ユーロ  パリ~マルセイユ(約800km)55.8ユーロ
  • クロアチア:スプリット〜プリトヴィッツェ(約250km)70クーナ(約1200円)
  • ポーランド:クラクフ〜フシャヌフ(約20km)10ズウォティ(約30円)
  • スペイン、ポーランドは大半の高速道路が無料です。

高速料金は変更になるので、正確に知りたい方は各国高速道路のホームページで確認してください。

ガソリンスタンドで給油する
ポーランドのガソリンスタンド

通行券をなくすとやばい!

通行券を紛失するといやおうなく罰金が科せられます。国によって異なりますが罰金の金額は90ユーロ(約1万円)前後。言い訳や交渉は通用しないので、くれぐれも通行券はなくさないようにしましょう。

また料金支払機がなんらかの理由で通行券を認識できないケースでも罰金がかかる場合があります。そげな理不尽な!と嘆いても仕方ありません。通行券は折り曲げたり汚したりしないように注意して下さい。反応しないからと何度も機械に挿入すると「違反者」とみなされます。反応しなければすぐ係りの人を呼んで下さい。

2.定期券方式(期限付きフリーパス)

日本にないシステムなので始めて耳にした人は「え、なにそれ?」と驚かれるかもしれません。これは文字通り、高速道路に乗る前に、決められた期間の通行料金を支払うというもの。日本の鉄道の定期券みたいなシステムです。

この方式を採用している国

スイス、スロヴェニア、チェコ(ヴィニエット方式)・ハンガリー、スロヴァキア、オーストリア、ドイツ(予定)(ナンバー認識システム方式)

結構多い。

支払い方法

ガソリンスタンドや、サービスエリアで支払います。またレンタカーを借りるときに支払うこともできます。私のケースでは、ハンガリーではレンタカーを借りるときに支払いました。金額はレンタカーを借りる全期間(8日間)有効で12ユーロ。

ヴィニエットという高速料金の支払い証明証
スロヴァキアのガソリンスタンドで支払った高速料金のレシート

またスロヴァキアではガソリンスタンドで支払いました。金額は10日間で10ユーロでした。

支払いはクレジットカードでも現金でも大丈夫です。

スロヴァキアのガソリンスタンド店内のトイレのり口
ガソリンスタンド内にはカフェや売店、無料トイレがある

何回でも何キロでも走り放題

この方式では一度払えばその期間内は何度でも距離に関係なく高速道路を走れます。走り放題です。いちいち料金所で支払う手間も無用。期間限定のプリーパスみたいなもん。

車両ナンバー認識方式

オーストリア、ハンガリー、スロヴァキアは高速道路に「車両ナンバー認識装置」が設置してあり、高速道路料金データ処理センターで常に監視しています。もし料金未納車を発見したら即座に警察に通報され、高額な罰金を徴収されます。

2019年から高速道路の通行料を有料にするドイツでも、この車両ナンバー認識システムが採用される予定です。

*今後はこの方式を採用する国が増えると予想されます。

スロヴァキアの高速道路
スロヴァキアの高速道路、終点近くの様子

ヴィニエット方式

一方、スイス、スロヴェニア、チェコなどでは、同じく一括前払いの定期券方式ですが、料金を支払うと「ヴィニエット」というシールが渡され、それを車のフロントガラスに貼り付けて使用します。このような国では監視員の目視で料金支払いの有無が確認されます。

フリーパスの期間

一括前払いの期間は、国よって設定が異なりますが、1週間〜10日、1ヶ月〜2ヶ月、半年〜1年のようになっています。有効期限は支払日からスタート。1日券はありません。またユーレイルパスのように「フレキシー」(連続しない日数を選べる)もない。ドライブプランを練るときはそのことを考慮しましょう。

スイスでレンタカーを運転するなら11月は避けよう

スイスでは「1年」しか選べません。料金は40スイスフラン。日本円換算で4300円くらい。

ところがスイスではヴィニットの有効期間は購入日から1年ではないので注意が必要。有効期間は購入年翌月の1月31日まで。(ただし12月に購入すると翌々年の1月31日)

そして毎年12月1日から新しいヴィニエットが発売される。

つまり11月30日に購入したヴィニエットの有効期間は翌年の1月末までの2ヶ月しかないということ。12月1日に購入したらまるまる1年2ヶ月あるので、たった1日の差で随分損した気分になるねー。そんな目に会いたくない人はスイスをレンタカーで旅行するなら11月は避けたほうがいい。

3.高速料金が無料の国

イギリス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、デンマークなど。スペイン、ポーランドも大半が無料。ただし一部有料の橋やトンネル、区間があます。

オランダの海沿いの高速道路
オランダの堤防に築かれた高速道路

高速料金まとめ

高速料金が無料の国 イギリス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、デンマーク
都度払いの国 フランス、イタリア、スペイン、クロアチア、ポーランド
一括前払いの国(ナンバー認識システム方式) ハンガリー、スロヴァキア、オーストリア、ドイツ(予定)
一括前払いの国(ヴィニエット方式) スイス、スロヴェニア、チェコ

追い越し車線

日本の高速道路では2車線以上あるレーンでは、「追い越し車線」と「走行車線」があるのをご存知かなー?

追い越し車線は文字通り、他の車を追い越すときに走行する車線。追い越さないときは「走行車線」を走らなければいけません。

でもこのルール(マナー?)あまり守られていないねえ。ゆっくり走る車ものんびり追い越し車線を走行しています。車の通行量が増えると後ろの車がつかえてやがて渋滞が発生します。

一方ヨーロッパの高速道路では、この追い越し車線と走行車線の分別が厳格に守られています。追い越し車線は他の車を追い越すときのみ走行し、追い越しが終わったらすみやかに走行車線に戻る。

普段、日本で追い越し車線をゆっくり走るくせがあるドライバーの方は是非ご注意下さい。

ドイツの高速道路・アウトバーン
ドイツの高速道路・一番外側のレーンが走行車線、内側が追い越し車線

速度制限

ヨーロッパの高速道路の制限速度は、国や区間によって異なりますが100km〜140kmが一般的です、一番多いのが130km。ですが120kmくらいで走行しているとびゅんびゅん抜かれますので、みなさんもっとスピードを出しているようです。

ただし高速の出口には速度取締機が設置してあることが多いのでご注意下さい。

急カーブや作業車、工事車が突然現れる

日本の高速道路と違って「あぶないじゃないか」と思えるくらいの急カーブがあります(イタリアのアウトストラーダに多い)。

また清掃作業車などが、何の前ぶれもなく止まっていたりするので、注意しましょう。私のケースでは100km以上で走っていてカーブを曲がったらその先が突然工事中で、ブルドーザーやトラックがいて、ものすごくひやっとしました。

乗り降りは慎重に

ヨーロッパをレンタカードライブしてて本当にやっかいなのは高速道路の乗り降りです。

高速道路に乗るとき、日本の高速道路のように「右のレーンは東方面へ行く」というような方向感覚が役に立つ場面はほとんどありません。

ヨーロッパの高速道路
ヨーロッパの高速道路。何がどうなっているのか写真を見てもわからない

高速道路に合流するレーンは、たいてい大きく弧を描きながら立体的に交差しています。だから東に行くと思って選んだレーンを進んでいくと、西に行くと思っていたレーンと上下に交差し、その上空で思っていたのとは反対方向へカーブして行ったりします。

高速道路の入り口手前にも4つも5つもレーンがあって、それがその先で枝分かれしてカーブしながら立体的に交差して高速道路と合流する。もちろん高速と合流しないレーンもあって、直進レーン以外はそれも立体的に交差するからややこしい。

つまり日本では通用する方向感覚にたよる運転では、正しいレーンを選択できないということです。

バルセロナの高速道路
バルセロナの複雑なインターチェンジ

もちろんレーンの分かれ目には行き先が表示されています。が、これに頼るのもかなり難しい。ランダバウトの項でも説明したように、表示されている行き先が、自分が目指している町なら問題ないのですが、そうでない行き先が表示されているケースではてんで頼りにならんのです。

仮に目的地が表示されていても、反対側へ進むレーンにも同じような綴りの町名が表示されていたら、走行中にハンドルを握りながらどちらが正しいのか判断するのはほぼ不可能。

ランダバウトの記事で紹介したような長いスペルとか、似たような綴り、音にしにく読み方、それがどちらのレーンにも表示されていて、運転しながらどちらへ進むべきか判断しなければならないのです。

高速の入り口やジャンクションでは他の車もスピードを出しているので、「やっぱりあっちだ」と急にハンドルを切ってレーンを変更するのは大変危険です。ましてやわからないからと車を停止することもできません。

サービスエリアのカフェ
あれこれ悩んでもはじまらないのでコーヒーでも飲んで落ち着こうや

行き先名については、例えば中央高速自動車道に八王子インターから乗るケースをイメージしてください。レーンの分岐点に「新宿方面」と「名古屋方面」と表示されていて、あなたは甲府へ行くとしたらどちらのレーンを選択するか。日本人ならあるいは八王子近辺に住んでいる人なら間違えることはないでしょう。

でも日本に始めてやって来た外国人は、甲府が八王子から見て名古屋方面にあるのか、新宿方面にあるのか、多分わかりません。名古屋や新宿という地名を初めて目にした可能性も高いですし、だとしたらどこにあるのかどんな場所なのか、さっぱりお手上げ状態でしょう。

ましてや名古屋でなく「諏訪」とか「塩尻」のような表示だったとしたら尚更です。

ですから、高速に乗るときは(降りるときも)方向感覚にも地名に頼れない、まあ楽観的に考えて50%の確率で間違える。そしてもし反対方向へ行っちゃったら高速道路ですから、次のインターまで相当な距離を目的地から遠ざかって走ることになります。

さらに悲劇なのは、次のインターで降りてもう一度高速に乗り直すのですが、そこでまた間違えて反対方向へ行っちゃうケース。ありゃぁ〜〜!もー目的地からどんどん離れる訳ですね。ここまでくると目的地を変えた方がいいんじゃないか、と思えるほどです。はっはっは。笑うしかない。

サービスエリアのカフェ
腹ごしらえもしとこーぜ

高速から降りるときも、同じように間違える可能性がありますが、もし反対方向に進んでもそこは一般道ですから引き返しても傷口は深くなないでしょう。

対策としては地図を見ながら表示されるであろう地名をとにかく必死で覚えることしかありません。試験のヤマはりと同じ。あるいは必死になって抵抗してもどうせ50%の確率で間違えてしまうのだから、何もせず勘を頼りに走行する、かです。

そして間違って時間をロスすることを想定してプランを練る、

ロスした時間も心から楽しむぞぉ〜いぇーい!

です。

ウィーン・オーストリアの高速道路
ウィーンの高速道路

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それではまたお会いしましょう、ボンボヤージュ!

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