【ヴィアフェラータの聖地クリスタッロ】恐怖の立ち乗りゴンドラ乗車体験
💓チャオ、ボンジョルノ!小6の次男と2人でイタリア子連れ旅行中のイルカパパです。
ミズリーナ湖畔で美味しいジェラートを食べたあとコルチナダンペンッツォへ向かう途中の峠にあるクリスタッロに寄ってみました。
ここで「聞いてね〜よ!」という恐怖の立ち乗りゴンドラに乗りました、うはは。
モンテクリスタッロ
クリスタッロはシルベスタースタローン主演映画「クリフハンガー」の撮影ロケが行われた場所。(「モンテ」はイタリア語で「山」の意味)。
足がすくむような断崖絶壁の頂きは世界のクライマー注目の場所でもある。そしてヴィアフェラータのメッカです。
ヴィアフェラータは、金属レールや梯子などで確定されたルートを登る岩山登山コース。初心者でも装備をレンタルし安全に楽しめるドロミテで大人気のアクティビティだけど、特にクリスタッロのヴィアフェラータは人気が高いぞ。
クリスタッロの標高は3216m。「黄金の盆地」と讃えられるコルチナダンペンッツォから車で15分ほどの距離、山頂へは2つのゴンドラを乗り継いで簡単に行けますよ。
クリスタッロへの行き方
トレクローチ峠にある標高1648mのリオジェーレから高速リフト(乗車時間13分)とゴンドラ(23分)を乗り継いでスタウニエス山頂駅(標高3000m)へ行くことができます。
バスで行く方法
リオジェーレへは、コルチナダンペンッツォからバス、またはレンタカーで15〜20分。リオジェーレにはレストラン・カフェ、お土産ショップなどもあります。駐車場は無料ですわ、うは。
👦コルチナダンペンッツォからトレクローチ峠方面のバスに乗り、リオジェーレ(1648m)で下車、バス停の前が高速リフト乗り場です
ロープウェイ+ハイキングで行く方法
コルチナダンペンッツォの街の東にあるファローリア行きロープウェイ(ケーブルカー)で行く方法もあります。ロープウェイの終点ファローリア(標高2123m)からリオジェーレまで徒歩およそ1時間 、距離は3.7km、コースの高低差は下り441mです。
ファローリア行きロープウェイの料金(2020年1月)
片道:大人16.60ユーロ 子ど(16歳未満)14ユーロ
往復:大人21ユーロ 子ども(16歳未満)17ユーロ
ファローリア行きロープウェイ(ケーブルカー)乗り場の地図
ファローリアからリオジェーレまでの徒歩ルート
🐬行きはロープウェイとハイキング、帰りはリオジェーレからバス、という組み合わせがベストです
恐怖の立ち乗りゴンドラ
リオジェーレから高速リフトで到着したのはソンフォルカ小屋(標高2235m)。ここでリフトを乗り換えるよ。
高速リフトの終点。リフトに乗っている時は気づかなかったけど後ろにはソラピス(標高3229m)やファローリアが見えています。おおーーナイスビュー!
リフトを降りて左手に進みます。ソンフォルカ小屋と背後にはトファーナ(標高3241m)が見えるぞ。
こちらもナイスビュー!
うおっ、テラスからもこの眺め!マウンテンバイクで来てる強者もいらっしゃるのね、ほぉ〜。
ここであのゴンドラに乗り換えるのか、っておい、なんか形がおかしいぞ、あのゴンドラ。
むむ、なんだこの唐辛子のような乗り物は!?
うわ、ずっと雲の上まで続いているよ、これに乗り換えて頂上まで行くんだな。
ここがソンフォルカ小屋の山側にあるゴンドラ乗り場。
このゴンドラは中がちょー狭くて、立って乗るんだぜ、へへ。しかも2人乗り。
こりゃー好きな人と乗れたら大変なことになるね、うう。
この立ち乗りカップル専用、じゃなくって2人乗りのゴンドラの乗車時間は23分だ。
微妙に長い時間だよ、これは。益々好きな人と乗れたら大変だね。
乗ってみてわかったんだけど、このゴンドラの床はスカスカです!
うひゃぁ〜〜!
下が見えるだけじゃなくて、ガタガタ変な音がして
床が抜けそうな感じ。
ちょー怖ぇーよ、うきー!
風が吹いたら揺れるし、そうするとなんか横の岩壁にぶつかりそうな気がして益々怖くなる。でもへたに動いて刺激を与えたら床が抜けるんじゃないかという恐怖。
これはなかなかスリリングな乗り物です。
なんかそろそろ終点っぽい。床よ、抜けずに持ちこたえてくれー!もう身体中に力が入って、変な汗が背中をつたう。
でも床は抜けることなく無事に頂上の駅に着きました、ふー。
ここは標高3000mのスタウニエス駅じゃ、ほお。
ゴンドラで登って来たのとは反対側の景色。モンテルドー(標高2799m)やランドロ湖が見えるぞ。そしてあの峰々の向こうはオーストリアだぜ、わおー。
ゴンドラを降りて右手に少し登っていくとロレンツィ小屋があります。ここにはおしゃれなレストランがあってテラスからはトレチメディラバレードの絶景が見れるんだけど、登っていく途中でガスが出て来て何も見えなくなりました、うひゃ。
なのでここからの写真はありません、くく。
ここの標高が3000m、あのランドロ湖の標高が1410mだから、こことあそこの標高差は1590mもあるんだー、うひゃぁ〜!
今度は駅から左手の方に登っていくぞ。
ここも床が抜けそうで怖いぜ、柵も下手にもたれかかるとボキッて折れちゃうんじゃないかー。うきー。
その抜けそうな床の下は1000m以上の谷底、断崖絶壁だよー。怖ぇー。
さらに進むと絶壁の岩場に階段が続いている。ん、これ大丈夫なん?
足を乗せたら途端に踏み板が抜けたりしないよね?
見るだけで怖い!恐怖の階段じゃー。
(なんか床抜け恐怖症、映画の見過ぎか?)
うわーあんなとこまで続いてるよ。おっかないったらありゃしねー。
コラコラ、いつの間にか次男のりゅうが登っていきます。
お前あぶねーぞ!
ちょっと離れてみると子供があんなに小さい。この岩壁がどれくらい大きいかわかるでしょう。
岩に固定しているボルトの一つでも外れて階段ごと谷底に落っこちたら怖いねー。
さらに階段を登っていきます。上はどうなっているのかな?
おお〜、ここからは梯子で登るようだ。って、そんなツワモノいるの?
この先は覗き込むだけで膝がガクガク震えそうな断崖絶壁。柵がないから空を飛べる人じゃないと近づいたら危ないよー、ってそんな人もいません。
恐る恐る梯子の下に回り込んで上を見たら登っている人がいました。うひゃぁ〜!
あなたたち、気は確かか?
悪いこと言わないから今すぐ引き返して来なさい!
実は恐怖の階段の途中からヴィアフェラータが始まっていたのです。
さらに梯子を登った先はこうなっている。行かなくてよかった〜。
ヴィアフェラータとは
岩場や崖の登頂ルートに、ワイヤーロープや梯子、吊り橋などの設備が整備された登山コース。登頂ルートが明確なので岩山登りの経験がない登山者でも、絶壁や岩山のコースを登って頂上まで達するこことができます。
「ヴィアフェラータ」とはイタリア語で「鉄の道」の意味。
ドロミテには、ヴィアフェラータ用の器具のレンタルショップがたくさんあるで、初心者でも気軽に挑戦できます。ただし難易度の高いヴィアフェラータを登る時は、初心者は登山ガイドをつけましょう。
登山ガイドもコルチナダンペンッツォのレンタルショップでお願いできます。ガイド料の目安は300〜400ユーロ。ガイド料には通常ヴィアフェラータを登るために必要な装備のレンタル料金も含まれます。
<ヴィアフェラーターを登るための装備>
- 登山用ハーネス
- ヘルメット
- 2本の短いカラビナ付きロープ
- リギングプレート
- ヴィアフェラータ用手袋
*クライミングシューズは必要ありません
ヴィアフェラータガイドの他にも、ロッククライミングやスノーシュー、アイスクライミング、ハイキング、トレッキング、スキー、オフピステスキーなどもガイドをお願いすることができます。
🐬易しいコースをセンティエーロフェラート、難易度の高いコースをヴィアフェラーターと言います
我が家は梯子を登ろうかどうしようか迷いましたが、装備も何もない状態で登っていたら大変でした。
<ドロミテのヴィアフェラータ>
この時はヴィアフェラータのことも、器具をレンタルできることも知らなかったので諦めて引き返しました。
また恐怖の立ち乗りゴンドラ、って言っても頂上の恐怖の階段を知った後ではもぅ(もぅといえば牛だね)怖くありませんでしたわ、うはは。
そして2つのゴンドラを乗り継いで駐車場まで降りてきたぞ。
これから車に戻って今夜泊まるホテルがあるコルチナダンペンッツォへ向かいます。
クリスタッロのまとめ
リオジェーレへはコルチナダンペンッツォからバス、レンタカー、ファローリア行きロープウェイ+ハイキング、の3通りの方法で行くことができます。
リオジェーレからは2つのケーブルカーを乗り継いで3000mの山頂駅へ。そこから少し上にあるロレンツィ小屋はレストランもあるし眺めも最高!
器具をレンタルすれば、山頂駅から先のヴィアフェラータにも登ることができます。
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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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