神が降臨した奇跡の料理 驚愕のバターミルクバナナパンケーキ
今日は、生涯忘れる事のできない日となった。
ここインドネシア、メナド・シラデン島で、
わたしたちは
神が降臨した奇跡の料理
「バナナパンケーキ」と出会ったのだ。
朝レストランに行っていつものようにテーブルにつくと、
スタッフが朝食用のメニューを渡してくれる。
昨日の朝食はビュッフェだったが、
今朝はアラカルトメニューから選ぶようだ。
奇跡のバナナパンケーキ
いくらゲストがわたしたちだけになったとは言え、
朝食くらいはビュッフェがいいのに思っていたのだが
数分後わたしたちは
一瞬でもそう思ったことを
穴があったら入りたい
と悔やむほど、
反省するのだった。
メニューを見ながらオムレツやソーセージ、
クロワッサンなどをつらつらオーダーしていたら、
ページの片隅に
「バナナパンケーキ」
という文字が
控えめに載っているのを見つけた。
「ん?これはどういう料理だろう」
「バナナパンケーキって、そのまんまじゃないの?」とママ。
「試しにオーダーしてみようか」
「残さずたべれるんだったらいいよ」
「わかった、大丈夫。じゃあの~、このバナナパンケーキというのも1皿下さい」
注文して、待つことしばし。
運ばれてきたのは、
生地にバナナのスライスをぬり込んで、
そのまま焼き上げたパンケーキだった。
朝食メニューは白い表紙 / これがその驚愕のバナナパンケーキです
ひゃぁ~~、こういうものだったんですね。
見るからにふわふわで柔らかそうで、
もちっと焼き上がっている。
これは期待できそうですよーー。
一切れ口にほうばる。
だっ!!なんだこれは?!
南国のバナナの力強い香りと甘さが、
バターミルクパンケーキの濃厚な生地と複雑に絡まり、
ジャコビニ流星群の閃光のごとく
脳内神経を高速でかけめぐる。
これはもうウマいとウマくないとか、
そんな俗世の言葉では表現しようがない、
崇高な芸術のレベルに昇華した
味の輪廻だ。
そこにメイプルシロップなんか、
たらりんこんとかけちゃった日にゃぁ、
アンタ窒息しますよ。
この一品は、もしかしたら異次元からの挑戦状かもしれない。
断言しよう。
これは食べないほうがいい。
こんな危険な料理を食べてしまったら、
人類は滅亡するだろう、
とジュセリーノも夢で見たと見ないとか、
ってなんじゃそりゃぁぁ~!
で、これあと2皿追加で下さい。
食べるのかーー!
レストランのすぐ先の海は今日も穏やか。
ブナケン島との間のチャンネルをイルカも喜んで跳ねていた。
いただきま~す★