ナマンガ国境を越えてタンザニアへ入国するときの書類の書き方、手続きの仕方

2019年1月22日

ナマンガ国境を越えてタンザニアへ入国

旧ホリデイインナイロビ(現サザンサンメイファー)のエントランスを内側から写した写真 / 出発準備が整った子供達

ジャンボ〜!6歳(幼稚園年長)から11歳(小学6年生)まで6人の子どもを連れて、猛獣が闊歩するアフリカのサバンナでキャンプ旅行。旅行4日目、ナイロビのホテルを出発しケニアータンザニアの国境を目指します。

ナマンガへGO!

今日は、ナイロビから一挙にタンザニアのンゴロンゴロまで大移動する日。

途中ナマンガで

ケニア-タンザニア国境を越えるのが

本日のメインイベントだ。

ナイロビから国境の町ナマンガまでの距離は約160km

ウガンダの首都カンパラからナイロビを通って、インド洋に面した港町モンバサへ至るルートは、東アフリカの経済を支える大動脈。

交通量も多いが、道もきちんと舗装されていて走りやすい。

ナマンガへは途中までその道を走る。

ナイロビを出発して2時間くらい走ったところで車は止まった。

トイレ休憩らしい。

車から降りるとみやげもの屋があって、中は足の踏み場もないくらい、床から天井まで木彫りの動物やら、民芸品やらお面やらが陳列されている。

トイレはお店を通り抜けて一番奥の外にある。

なるほどひととおり品物を見てもらおうという作戦か。いいだろう。そういう見え透いた罠にはゼッタイ引っかからないぞ、と決意するも、トレイから出た途端もろくも崩壊するのだった。

ナマンガお土産店

この皿を買いました/倉/庫のように大きいみやげもの屋

おみやげを買ってハッピー!って決意はー?

「これいいんじゃない」

トイレから戻ると、動物が縁に付いてる皿を手にとりながらママが言う。

店員さんに値段を聞くと

180ドルだって。

ひえぇ~そんなに高いのならいりません、

と立ち去ろうとしたら、店の外まで追いかけてくる。

かなりねばって2つ買うなら

115ドル

で言いという。え、なんですと?!さっきの10分の1以下じゃないか、

それは店員さんの気が変わらないうちに早く買わなくては。

と冷静さをすっかり失い、トレイへ入る前の決意もうっかり忘れ

4個も買ってしまった。

最初に言った180ドルって何?

ナマンガのイミグレーションオフィス

ナマンガの町に入ったところ/ケニアのイミグレーションオフィス/この先が国境

車で国境を越える

買い物が終わって再び車に乗る。そこから5分くらい走ったところが国境の町ナマンガだった。

海にかこまれた日本に住んでいるわれわれにとって、陸上に国境があるといのはヘンな気分。

ナマンガはまさにその国境線上にある町。

といっても地面に「ここが国境です」と線が引いてあるわけではない。

ナマンガ・ケニアとナマンガ・タンザニアの2つの町の間に高い壁に挟まれた幅50mの国境ゾーンあり、国境線はその中にある。

ナマンガの町に入ると道路の両側にたくさんの商店が並び、大勢の人がいて、とてもぎわっている。

想像していた「国境の町」のイメージどおり、いかにも無秩序な活気にあふれている。

われわれを乗せた車は、国境ゾーンの壁の手前にある、ケニアのイミグレーションオフィスの前で止まった。

ここでまず出国手続きをおこなう。手続きは必要事項を記入した出国フォームを渡し、パスポートを見せるだけ。

がっかりするくらい簡単に終っちゃった

それからまた車に戻る。

そして車に乗ったまま国境を越え、国境ゾーンの向こう側の壁の外にある、タンザニアのイミグレーションオフィスへ行く。

つまりケニアの車とドライバーは、タンザニア側までフリーパスで行けるようだ。

ナマンガ国境で入国書類を書く

入国フォームを記入するカウンター/タンザニアのイミグレーションオフィス/左が入国窓口、右が出国窓口

タンザニアの入国手続き

タンザニア側のオフィスで今度は入国手続きをする。

ところが入国申請フォームを記入するカウンターには、ボールペンとか書くものが何も置いてない。

私がたまたまボールペンを持ってたからよかったものの、

あぶね~

一歩まちがったら入国できないとこだったじゃないかー。

そうそう、タンザニアは世界最貧国のひとつなので覚えておこう。

そのわりには、オフィスにパスポート自動読み取り機があるのには驚いたー。と言うかまずペンを用意しとこうよ!

ここでは代表者だけ全員分のパスポートと入国フォームを持ってカウンターへ行けば、手続きができるようだ。それからビザはあらかじめ日本で取得しておいた。

こうして入国手続きが無事終わり、車が止めてある所に戻ってみると、TEKKO TOURのドライバーの隣に、2人の見知らぬ黒人がい立っている。

「ようこそ!タンザニアへ」

2人はわれわれを見るなり底抜けに明るい笑顔になって、子供たちとも1人1人握手をしながらあいさつをかわす。

それがこれから1週間、

タンザニアの大秘境で寝食をともにすることになる、

モーゼスとエドゥとの最初の出会いだった

タンザニアに入国

モーゼス、エドゥとの出会い。

タンザニアの入国審査場

このゲートの向こうがいよいよタンザニアだ/タンザニアの入り口

さあ、あいさつもすんだし、車に荷物が積んであることを確認して出発だー!今朝は寝坊してホテルを出る時間が遅れた上、さっきのお土産屋でこりゃまたずいぶん時間がかかっちゃもんだから、予定よりかなり時間が押してまーす。

まずはタンザニアサファリのゲートシティ・アルーシャを目指すんだって。