【個人手配ギリシャ旅行モデルコース7泊9日】費用・航空券・ホテル・ツアーの手配手順
💕ども、ヤーサス、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
小2、小5の子連れでちょっと変わった、そしてよくばりなギリシャ家族旅行を楽しみました。今回はそのとき計画したモデルコースと、手配手順を紹介します。個人手配旅行の参考にしてくだされ。
ギリシャ子連れ旅行7泊9日の観光モデルコース
おすすめの子供の年齢:小3〜中1
子連れのポイント:遺跡見学やインスタ映えスポット観光だけでは子供が退屈するので、海中温泉やロバに乗る、船に乗る、トレッキングやシュノーケリングなど子供が喜びそうなアウトドア体験を組み入れる
モデルコース
1日目 | 日本から飛行機でアテネへ アテネ泊 |
2日目 | アテネ市内観光 ホテルのプールで遊ぶ アテネ泊 |
3日目 | ホテルのプール、アテネ市内観光、夕方サントリーニ島へ 夕日鑑賞 イア泊 |
4日目 | イア観光(ショッピング、グルメ)、プールやビーチで遊ぶ、 イア泊 |
5日目 | エーゲ海ミニクルーズ、火山島トレッキング、海中温泉、ティラシア島観光 イア泊 |
6日目 | フィラ観光、プールやビーチで遊ぶ、夕方アテネへ移動 アテネ泊 |
7日目 | 世界遺産メテオラ観光 アテネ泊 |
8日目 | ホテルのプールで遊ぶ、午後帰国便に搭乗 機中泊 |
9日目 | 帰国 |
世界遺産、観光スポットがそこらじゅうに点在するギリシャの中から私がモデルコースに選んだのは、アテネ、サントリーニ島、メテオラです。なぜ、その3箇所を選んだのか?
あなたの疑問にお答えしましょう、ふっふっふ、コナン君。
なぜアテネを選んだのか?
アテネにはパルテノン神殿や考古学博物館など、必見!超S級の世界遺産があるからです。そしてそれに匹敵するくらい大きな理由は、アテネが交通の要所だから。サントリーニ島やメテオラへ行くのはアテネが起点となります。
それから日本からアテネへの直行便がないため子供の体力などを考えれば初日と帰国日はアテネに宿泊するのが理想的。
さらにアテネはギリシャの首都であり大都会。美味しいものを食べたりお土産を買ったりするのにも最適な場所です。
なぜサントリーニ島を選んだのか?
それはこの旅行最大の目的たから、うははは。サントリーニ島はどこを切り取っても絵になる美しすぎるリゾート地。あなたもそれと知れずサントリーニ島の写真やポスターをこれまで何回も見ているはずですよ。
そして世界一美しい夕日を見たい、というのもここを選んだだ理由なわけさ。でもね、インスタ映えするスポットや観光、ショッピングばかりじゃあ子供はたいくつしちゃうよね。ところがサントリーニ島にはあるんですよ、ふっふっふ、噴煙が立ち上がる火山島や赤茶色に濁った海中温泉など、子供たち喜びそうなスポットが。あちゃぁ〜。
おまけにビーチやプールで泳いでよし、ロバや馬の背中に乗るのもよし、ゴンドラや船に乗るのもこどもは楽しいよね、えっ、大人も楽しいですてって、わははは、まさにその通り。
美しい景色があるだけじゃなく、子供も大人も楽しめる魅力的なスポットやアクティビティがたくさんあることもサントリーニ島を選んだ理由なのだぜ。
なぜメテオラを選んだのか?
メテオラはアテネから北へ370kmも離れた山の中にあるぞ。ギリシャで海ばかり見て過ごしたあと目先を変えて山の中へ行くのはスパイスが効いたカレーを食べるようなもん、あ、ナンのお替り下さい。
奇妙な岩山が林立する光景だけでも不思議なのに、その岩山の上にまるで重力を無視したかのように修道院が乗っている。それを見たとき誰の口からもこんな言葉が飛び出すのさ。
なんじゃこりゃぁ〜〜
まるで天空の城ラピュタ!摩訶不思議で壮大な絶景の中を親子でトレッキングした経験は今回の旅行の中でも一番印象的な出来事でした。
メテオラはこの記事を参照してください↓
【メテオラ子連れトレッキング体験記】交通手段・時間・日帰り観光・回り方
実際のギリシャ子連れ旅行のスケジュール
紹介したモデルコースと実際に手配した内容とは若干違いがあります。下が実際の旅行のスケジュール表(文字が小さくてごめんちゃい)。
実際の旅行ではモデルコースの3日目夕方から地中海クルーズに参加している。そしてエジプトやイスラエル、トルコなどをクルーズ船で周遊し、モデルコースの4日目の朝にクルーズ船を降りてサントリーニ島に上陸した。
モデルモースよりちょっと豪華でしょう、ふっふっふ。
モデルコースを参考にあなたが旅行を計画するときもそのへんは柔軟に考えたらいいと思います。
実際のギリシャ子連れ旅行のスケジュール表
旅行の費用と手配
費用
航空券 東京〜アテネ(往復) | ANAのマイレージで特典無料航空券をGET |
航空券 サントリーニ〜アテネ(片道) | 大人79ユーロ 子供53ユーロ |
ホテル | ソフィテルエアポート 194ユーロ×2部屋 |
アテネプラザ 156ユーロ×2部屋 | |
ファナリヴィラズ 668ユーロ | |
エレクトラパレス 210ユーロ×2部屋 | |
クルーズ代金 | 大人1人1687ドル、子供無料 |
手配
サントリーニ島~アテネ間のフライトはオリンピック航空を利用。予約は東京オフィスに直接電話をしておこなった。それ以外のフライトはANAの特典無料航空券(ANAに電話し直接手配)。
クルーズ部分は「ベストワンクルーズ」に電話で手配。
ホテルの手配はマリソルツアーズに電話で手配。
メテオラツアーに関してはマリソルツアーズさんに相談したところ個人手配で鉄道で行くのが一番安くて早いとアドバイスされ、ツアーには参加しませんでした。
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旅行の企画手順
「イルカさんはどのように旅行の計画をたてているのですか?」
という質問をよくいただく。今回はそんなリクエストにお答えしてギリシャ旅行のプランが出来上がっていく経緯と手順を公開しちゃうおう、いえぇ〜い。
第一のステップ
長男のカイは来年小学6年生になる。もしかしたら家族で長い休みがとれるのはこれが最後になるかもしれない。なので長い休みでなければ行きにくいヨーロッパが候補にあがる。それにヨーロッパに行くのは夏しかない。ヨーロッパは夏でなければ海やプールで泳げないから。こどもといっしょに楽しめるプランが組み込まれていない旅行は、わたしのポリシーでは「子連れ旅行」ではないのだ。
第二のステップ
次にヨーロッパのどこへ行きたいか考える。最初に浮んだのがエーゲ海の島、特にサントリーニ島だ。写真や雑誌で見て、いつかその夢のように美しい島に行ってみたいとあこがれていた。さらに日程があえば、ミコノス島やクノッソス宮殿のあるクレタ島、世界遺産のロドス島などを巡ってみたいと思った。島巡りなら、遺跡観光と海やプールでの遊びを交互にスケジューリングできるので、大人も子供も満足度の高いプランになるだろう。
第三のステップ
今回の休みは2週間。7~8日をエーゲ海の島々で過ごすとして、日程的にはもう1カ国行く事ができる。
プラス1カ国の第一候補はスペイン/アンダルシアだ。
カイが3才リュウが2ヶ月の時に行ったが、あまりの素晴らしさにぜひもう一度行きたいと思っていた。当時は観光はほとんどできなかったが、今ならこどもたちも歴史や史跡などに興味が芽生えつつある。世界遺産のアルハンブラ宮殿や、コルドバのメスキータ、ピカソゆかりの地を尋ねたり、ビーチやプールで泳いだり、と家族で楽しめること間違いなし。
プラス1カ国の第二候補は、オーストリア/チロルやザルツカンマーグートでの家族トレッキング、第三候補はイタリアアルプス/ドロミテでの家族トレッキング。
でもまずは、メインのギリシャに、スペインをプラスする内容で手配をすすめてみよう。
第四のステップ
今回はヨーロッパまで家族4人分のマイレージがたまっている。ANAに問い合わせてみるとガ~~ン、ギリシャに飛ぶにはマイレージがちょっと足りないらしい。
通常日本からパリやロンドンなどヨーロッパ往復の航空券は、1人5万マイルでゲットできる。それに5000マイル足せばさらにもう1カ国行くことができるスターアライアンスヨーロッパ周遊チケットを取得できる
(日本からの総飛行機距離が1万マイル以内であることなどいくつか条件があります)。
しかしギリシャはヨーロッパのはずれにあるため、55000マイルでゲットできるヨーロッパ2カ国周遊チケットの範囲外なのだ。アテネに行くためには1人9万マイルマイル必要らしい。でも9万マイル使えば南アフリカ/ヨハネスブルグやケープタウンに行けるのギリシャで使うのはもったいない。
そんなわけでギリシャはあきらめ、代わりに日本からフランクフルト経由マラガまでの、無料特典往復航空券を押さえる。これだと1人55000マイルでOK。スペインとモロッコかポルトガル、南仏あたりを組み合わせる旅行に変更しよう、と思ったのは、出発のおよそ1年前のことだった。
第五のステップ
それから2~3日してなんとなく世界地図を眺めていたら「おや?!」とわたしはあることに気づいた。
ウィーンからだとアテネはけっこう近いではないか。確かオーストリア航空もスターアライアンスのメンバーだったはず。ウィーン経由アテネなら日本からの総飛行距離が1万マイル以内におさまり、55000マイルでギリシャへ飛べるかもしれない。
さっそくANAの特典航空券予約センターに電話してみた。
「ウィーン経由でアテネに行かれるのでしたら、総飛行距離が1万マイル以内におさまります。なので必要なマイレージもお1人様55000マイルですみます」
やったー、と言うか最初に言ってよ~~。
すぐさま空き状況を確認してもらう、が、なかなかうまいことすべては運ばないようだ。東京~ウィーン~アテネ~ウィーンまで取れたが、帰りのウィーン~東京がすでに予約でいっぱいらしい。一応キャンセル待ちを入れてもらい、しばらく様子をみることにした。
それから数日後、またあることがひらめく。
そう言えばスペインへ行くため全日空便で東京~フランクフルトの往復は押さえてある。だったら往路はオーストリア航空で東京~ウィーン~アテネに行き、復路はルフトハンザ/全日空で、アテネ~フランクフルト~東京とつなげないだろうか?
またまたANAの予約センターに問い合わせてみる。すると、それならお1人様6万マイルで無料航空券をお取りできますと言う。空席も4人分以上あるとのこと。
よし、じゃあやっぱり、今回の旅行はギリシャにしよう。飛行機のルートは、東京~ウィーン~アテネ~フランクフルト~東京。プラス1カ国はオーストリア。往路にウィーンでストップオーバーできるのでちょうどいい。それにオーストリアはもともとプラス1カ国の第二候補だったよ。うははは、やっと思い通りにことが運び出した!
第六のステップ
航空券がゲットできたら、あとはギリシャ、オーストリアそれぞれでの国でのプラン作りだ。
ギリシャは島へ行ってのんびりするだけ、行きたい島もすでに決まっているので簡単に終わるだろう。
それでまずオーストリアから始めることにした。ウィーンからザルツブルグやグローズグロックナーへ行くのに、どういう方法があるのか?鉄道で行くとしたら1日の運行本数や所要時間、料金なども調べて、現実的なスケジュールを組まなければならない。ネットや本で調べて4泊5日のプランが出来上がった。ザルツブルグや、サウンドオブミュージックの舞台となったザルツカンマーグート、さらにオーストリア最高峰グローズグロックナーの氷河周辺でのトレッキングを満喫するプランだ。
モーツァルトが生まれた街ザルツブルグでは、ちょうどわたしたちが訪れる時期に、世界的に有名なザルツブルグ音楽祭が開催されている。ザルツブルグ旧市街は世界遺産に指定されているし、ザルツカンマグートやオーストリアアルプスでのトレッキングもものすごく楽しみ。結果的にスペインよりいいぞと思った。
オーストリア部分は旅程が確定しホテルも押さえて、あとは鉄道のチケットを入手するだけという状態。それで安心し、月日は流れ、あっという間に2008年の4月になった。
第七のステップ
そろそろギリシャ部分の内容も決めなくては、でもまあ、島を巡るだけだから簡単だろうけど、とたかをくくっていたのがいけなかった。
エーゲ海の島で行きたいのは、サントリーニ、クレタ、ミコノス、ロドス。この4島周遊に8泊、あとアテネに2泊すれば旅程として満足できるだろうと、おおよその目星をつけ、交通手段の手配から始める。ところが驚いたことにこれらの島を巡るフライトも船便もないというのだ。なんだってぇぇ~~!
サントリーニからクレタに行くのも、クレタからミコノスへ行くにも、その都度、アテネを経由しなければならない。つまり島同士を結ぶフライト、船便が存在しないということ。それはあまりにも非効率だ。じゃあまあその問題は後まわしにして、本命サントリーニ島のホテルの手配から始めよう。
以前から目をつけていた「カティキエス」に予約を入れる。ところが、が~~ん、ここにも地雷が!なんと12歳以下の子供は泊まれないというのだ。カティキエスだけでなくペリヴォラスや他のイアにある、これは!と言うホテルは、すべて子供の宿泊が不可。なんと言う事でしょう。島でのんびり滞在したという夢が、一気に潰えてしまった。
気に入ったホテルに泊まれない、しかも気に入った島を周遊することもできない、じゃあ、エーゲ海に行く意味ないじゃん!でももうアテネまでのフライトを取っちゃってるしーー、どうしようかうだうだ考えていた時、またアイディアがひらめいた。そうだ、エーゲ海クルーズならいろんな島を訪れるはず。
善は急げとさっそく調べてみると、あるはあるは、いろんな島を巡るクルーズがちゃんと用意されている。わたしの行きたかったサントリーニ、クレタ、ミコノス、ロドスの4島は人気があるらしく、その4島を巡るクルージングツアーは特にたくさんの組み合わせの中から選ぶことができる。うははは、こりゃ~いいぞ。エーゲ海の島々を船でまわるなんて、考えてもみなかったけどエキサイティング。あこがれのホテルに泊まる計画はボツになりましたが、どうせ子供は泊まれないんだし、かえってもともとのプランより楽しそうじゃないか。
第八のステップ
それから、実際どのクルーズにしようか調べていたら、「おや、これはなんだ」とあるクルーズが目にとまる。
「ヨーロッパ、アフリカ、アジア3大陸5カ国周遊クルーズ」
5カ国とはエジプト、イスラエル、キプロス、トルコ、ギリシャ。どれも別々の国だが地理的には近い。しかもすべて地中海に面しているので、確かに船でまわることは可能だろう。
日程を調べてみると、わたしたちがウィーンに到着する翌日の夕方、アテネのピレウス港を出航する予定になっている。
「う、これ間に合うじゃん!」
クルーズの代理店に問い合わせてみると、まだ空きがあるという。料金も1週間の食費込みのホテル代だと思えばものすごく安い。しかも驚いたことに、大人1人につき子供1人の料金が無料になると言うのだ。何ですってぇ~~!
オーストリアで過ごす時間がなくなっても、こっちに行きたい。
も~~すっかり行く気満々になって予約を入れ手配完了。あとはウィーンからアテネへのフライトの日にちを変更できれば、この夢のようなクルーズ旅行に参加できることになった。
どきどきしながらANA予約センターに電話すると、ウィーンから同日乗り継ぎのアテネ行きは、まだ空きがあると言う。ただ、今回マイレージの期限切れに合わせて、航空券をすでに発券しているため、便の変更は出来ないと言う。
ここはもうねばってすがってお願いするしかない。
「いや、そこをなんとかお願いします」
発券済みと言っても電子チケットなので物理的に紙の航空券を発券したわじゃない。それに夜遅くアテネに到着するため人気がないのか、このフライトはまだ空きがかなりあるというのが幸いしたかもしれない。
「今回だけですよ」
と言いながら電話口の向こうのオペレーターのお姉さんは、わたしたちフライトの変更を受けてくれたのだ。
おお~~ありがとうございます!
こうしてフライトも無事変更。ウィーンでの乗り継ぎ時間が5時間もある上、アテネ到着が午後10時半と、日本からのロングフライトとしてはちょっときついが、まあいいでしょう。
第九のステップ
クルーズ旅行の内容は、アテネを出航したあとエジプト~イスラエル~キプロス~トルコ~サントリーニ島~ミコノス島をまわり、最後にアテネに戻って来るというもの。期間は1週間でクルーズ中はすべて船での宿泊となる。こんなにたくさん移動して、たくさんの国を訪れても、毎晩同じ船室の同じベッド寝れる。荷造りをしなくていいのは、家族連れにはとってもありがたいことだ。
しかしこの期に及んで、わたしはサントリーニ島に泊まるという夢をどうしてもあきらめきれない。クルーズのスジュールでは、トルコの翌日サントリーニ島に寄ることになっている。そこでクルーズ船を降りて、サントリーニのホテルで何泊か出来ないか?
クルーズの代理店に連絡してみると、途中下船OKとのこと。ただし下船しても残りの日数分の料金は返らない、のと、サントリーニ島からアテネへは自分で別途手配しなければならないが、それくらいヘーキだよーー。
こうしてすったもんだしたあげく、ようやく我が家の夏の旅行の全体像がはっきりしたのだった。
ギリシャ観光モデルコースのまとめ
ギリシャは遺跡や素晴らしい景観が魅力の国ですが、自然も豊かで意外と子供が喜びそうなアウトドアアクティビティが充実しています。
それらのスポットやアクティビティを効率良くカバーし大人も子供も楽しめるプランにするなら今回紹介したモデルの場所へ行くのがベストでしょう。
- アテネ
- サントリーニ島
- メテオラ
実際には我が家は途中で地中海クルーズを入れましたが、全体のイメージは掴んでいただけたと思います。
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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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