創業1892年スイーツの名店カフェ・シチリアの名物ドルチェ

2019年3月13日

カフェシチリアのお店の外でお茶をする人たち
カフェシチリアの外観・公式サイトより引用

チャオ、ボンジョルノ!イルカパパです。6歳と9歳の子連れでシチリア旅行を楽しみました。今日のブログではシチリア島南東部、世界遺産都市ノートにあるシチリアを代表するスイーツの名店「カフェシチリア」の紹介をします。

それでは甘い甘い冒険へ、ヒアウィーゴー!

カフェ・シチリア

ショーケースに並んだカフェ・シチリアのケーキ

シチリア島最南端に近い世界遺産のバロック都市、ノートを訪れたら、このスイーツの名店を素通りするわけにはいかない。ただし無用心に店に足を踏み入れてはだめです。店内のガラスケースには、襲いかかりたくなるほど甘く可愛らしいスイーツが並んでいて、あなたの理性を乗っ取ろうと待ちかまえている。犠牲者の多くは、その見た目も柔らかく、鮮やかな色のスイーツたちに心を奪われ、

つい「あ、それ1億個ほど下さい」と注文してしまうのだ。

わたしたちはいたって冷静だったので、ケーキ12個と、菓子パン20個、それにジェラート4カップで勘弁してやることに成功した。ってそれ成功なのか?

厳選素材

イチジクのケーキ
イチジクのケーキ・公式サイトより引用

カフェ・シチリアの創業は1892年。

焼き菓子やジェラートなどを作るカフェ併設の工場としてスタートした。

営業開始以来、富裕階級のドルチェ御用達として愛されてきた理由は、素材の吟味と伝統に裏打ちされた技術。

カフェ・シチリアのスイーツには、

ペクチンをはじめ、添加物・着色料・保存料は一切使用されておらず

季節の旬の素材の持ち味を最大限生かす工夫がなされている。

そもそもシチリア島は、イタリアの最南端に位置する太陽の王国。さんさんとふり注ぐ太陽光線の恵みをたっぷり受けて育った果物類は、甘さや香りが群を抜いて高いのだ。

ではカフェ・シチリアの名物商品を見ていこう。

店内のガラスケース
カラスケースをのぞき込むリュウ

シチリアの名物ドルチェ

カッサータとカンノーロ

リコッタチーズをふんだんに使った生菓子、カッサータやカンノーロは、シチリアを代表するスイーツ。シチリアの菓子は、伝統的に、宗教的祭事や家族の記念日などに、シンボリックな存在としてつくられ、食されてきたという。カフェ・シチリアでは、そんなクラシックなドルチェも美味しくいただける。カンノーロはガラスケース内のものではなく、クリーム詰めたてのものをオーダーしよう。

カンノーロ

トローネ

「トローネ」はアーモンド粉末を卵白でといて固めたお菓子。カフェ・シチリアのトローネは、柔らかな食感と、とろけるようなシチリア名産のアーモンドミルクをベースにした、創業以来のヒット商品。日本でも、六本木ヒルズの高級ホテル「グランドハイアット東京」の1階食材コーナー「フィオレンティーナ」で、真空パックされたものを購入することができる。

カフェシチリアのスイーツの写真

アーモンドのグラニータ

ノートはアーモンドの産地としても有名。カフェ・シチリアのアーモンドグラニータは、この地で収穫される新鮮なアーモンドをこれでもかと贅沢に使った、夏期限定の逸品だ。

ラッテ・ディ・マンドルレ

ガラスケースの中のケーキ

アーモンドペースト、クレマ・ディ・マンドルレを水で溶かしたアーモンドミルク。ほどよい甘味とアーモンドが豊かに香る衝撃的なドリンク。

おみやげ

ミエラーロ

ミエラーロは、天然のピール(果皮)で果物の香りをつけたはちみつ。オレンジの花のみから採集された、純度の高いはちみつに、採れたばかりの完熟オレンジまたは完熟レモンのピールを贅沢に浸して作られる。「ミエラーロ・アランチョ」オレンジ風味と、「ミエラーロ・リモーネ」レモン風味の2種類がある。

クレマ・ディ・マンドルレ

ノート産アーモンドと砂糖で作られた、アーモンドペースト。カフェ・シチリアの心髄とも言える商品で、ケーキからジェラートにいたるまで隅々に使われている。

カフェシチリアの外観
 カフェシチリアの前はいつも人だかり

アドレス

グラニータ
 グラニータはイタリア版かき氷

ひっきりなしに入るオーダーを笑顔でこなすスタッフたち。

お店の基本情報

カフェシチリアの地図

カフェシチリアの外観