【エベレスト街道への第一歩】タメルからラメチャップ空港への完璧移動ガイド

2025年12月8日

ラメチャップ空港の滑走路で離陸待ちのセスナ機
ラメチャップ空港の滑走路で離陸待ちのセスナ機

ナマステ!みなさん、いよいよエベレスト街道の玄関口、ルクラ(Lukla)行きのフライトに乗るため、カトマンズから東へ約130km離れたラメチャップ空港(マンタリ空港)へ移動する時間です。

カトマンズのトリブバン空港が混雑するハイシーズン(特に春と秋)には、ルクラ行きのフライトの多くがここラメチャップから出発します。タメルからは夜中の出発になりますが、ネパールのローカルな雰囲気を楽しむチャンス!あなたの旅のスタイルに合った交通手段を選びましょう。

ここでは、タメル地区のホテルからラメチャップ空港までの主要な移動手段を比較し、おすすめ度を独断でランキングします!それでは夢と冒険の旅へヒアーウィーゴー!

⚠️ 最重要アドバイス:出発は真夜中です!

深夜のタメル地区で出発準備をするラメチャップ空港行きの貸切車
深夜のタメル地区で出発準備をするラメチャップ空港行きの貸切車

ルクラ行きのフライトは基本的に早朝に集中しています。そのため、カトマンズを出発するのは、フライトのある日の真夜中(午前0時〜1時台)になることがほとんどです。必ず前日のうちに手配と準備を済ませておきましょう。

交通手段別 料金・所要時間・おすすめ度比較

交通手段料金(目安/一人あたり)所要時間(目安)おすすめ度特徴・詳細
1. 貸切車(Car/Jeep/Hiace)US $30〜$50 (※)4時間〜5時間⭐⭐⭐⭐⭐最も快適・確実な方法。 好きな時間にタメルを出発でき、休憩も自由。高山病の心配を減らすためにも、初ネパールの方に強く推奨!
2. 乗り合いジープ / バンUS $25〜$405時間〜6時間⭐⭐⭐⭐コスパ最強。 他のトレッカーと費用をシェア。旅行会社経由で手配すれば、タメル近くから出発でき、ローカルバスより快適。
3. ローカルバスUS $10〜$206時間〜8時間⭐⭐最安値。 大人数での移動や、予算を極限まで抑えたい方向け。カトマンズの「オールド・バスパーク」など中心地以外からの出発になることが多い。

※ 貸切車は、車両全体でUS $120〜$200程度(車種と交渉次第)かかります。グループで割れば一人あたり安くなります。

本当の最重要アドバイス!

夜明け前にラメチャップ空港に到着。数軒の露店が営業していました
夜明け前にラメチャップ空港に到着。数軒の露店が営業していました

貸切車を手配するときは「カトマンズ・トリブバン空港」から発着する便をリクエストしましょう。ラメチャップ空港に深夜移動するのはとても大変です!

私の感想ではエベレスト街道のトレッキングより大変でした!

交通手段別 詳細ガイド

🥇 【おすすめ度 No.1】貸切車(Private Vehicle)

私たちがツアー会社経由で手配した貸切車
私たちがツアー会社経由で手配した貸切車

最もストレスフリーで、ネパール初心者の方に最もおすすめできる方法です。

  • 料金内訳(車全体):
    • 普通乗用車(3〜4名):US $120〜$150
    • ジープ/SUV(5〜7名):US $150〜$170
    • ハイエース/ミニバス(10名以上):US $200〜$300
  • メリット:
    • 出発時間・場所が自由: タメルの宿泊ホテルまで迎えに来てくれます。
    • 速くて確実: 途中の停車が少ないため、所要時間が短く済みます。
    • 快適性: 険しい道のりも、他の手段に比べて格段に快適です。
  • 手配方法:
    • タメル地区の信頼できる旅行代理店で、前日までに予約しましょう。宿泊ホテルに依頼することも可能です。

*私たちはトレッキングツアーを依頼したツアー会社で手配しました。

🥈 【コスパ重視】乗り合いジープ / バン(Shared Jeep / Minivan)

旅仲間と費用を抑えつつ、ある程度の快適性を確保したい方向けの手段です。

  • 料金(一人あたり): US $25〜$40
  • メリット:
    • 安価: チャーターするより圧倒的に安く済みます。
    • トレッカーと一緒: 同じルクラ行きの人たちと一緒なので安心感があります。
  • デメリット:
    • 出発場所が固定: タメル地区の「夢の庭(Garden of Dreams)」付近など、特定の集合場所まで自力で行く必要があります。
    • 窮屈な場合も: 定員いっぱいに人が乗せられるため、長時間移動は少し窮屈に感じるかもしれません。
  • 手配方法:
    • ほとんどの場合、ルクラ行きのフライトを予約した旅行会社や、現地のトレッキングツアー会社がこの送迎をセットで提供しています。

🥉 【超ローカル】ローカルバス(Local Bus)

最も安価ですが、出発場所がタメルから少し離れており、観光客向けではないため、上級者向けです。

  • 料金(一人あたり): US $10〜$20
  • メリット:
    • とにかく安い!
  • デメリット:
    • 時間がかかる: 途中の停車が多く、快適性も低いので、疲労が残る可能性があります。
    • タメルからの移動: カトマンズの主要なバスターミナル(旧バスパーク、チャバヒル、コテシュワルなど)まで、深夜にタクシーなどで移動する必要があります。

まとめ:私のイチオシは「貸切車」!

初めてのネパールで、標高の高いエベレスト街道トレッキングを控えているなら、多少費用がかさんでも「貸切車」を選ぶことを強くおすすめします。移動の疲れを最小限にし、翌朝のフライトに万全の体調で臨むことが、高所での行動の成功に繋がりますよ!

でも、それよりさらにおすすめなのは「カトマンズ・トリブバン空港」発着のルクラ便を手配することです。

  • タメル地区からラメチャップ空港への所要時間:6時間前後
  • タメル地区からカトマンズ空港への所要時間:20分弱(早朝)

カトマンズ市内からの所要時間の差は歴然です!

これだけ知っておきたい!ラメチャップ空港利用ガイド

ルクラ便しか飛んでません

ラメチャップ空港を発着するのはルクラ便だけです。

20人乗りくらいのセスナ機が、ひたすらラメチャップとルクラをシャトル運行しています。

ハイシーズン(主に春と秋)のルクラ行きフライトは、カトマンズ・トリブバン空港と、カトマンズから約130km離れたラメチャップ空港の2ヶ所から発着しますが、ラメチャップ空港の便になってしまったトレッカーは、わざわざ夜中に車で5〜8時間かけてラメチャップまで移動する必要があります。

  • ラメチャップ空港しか取れなかった人は貸切車を予約する
  • そもそも何がなんでもカトマンズ発着のフライトをゲットする

↑ こ何度も言いますがこれが鉄則です。

参考記事✈️

荷物の重量制限

  • 機内持ち込み手荷物:5kg
  • 預け入れ荷物:10kg

合計15kgの前提でオーバーすると1kgあたり100ルピーの追加料金が必要です。

ルクラから上に登れば登るほど水が高くなるので、私はカトマンズから水のペットボトルを4リットルくらい持って行きました。

重量計測は終わるとセキュリティーチェックを受けます。

遅延結構は日常茶飯事

ラムチップールクラ便はしょっちゅう遅延します。私たちは深夜12時半にカトマンズのホテルを出発し5時半にラメチャップ空港に到着しましたが、遅延のため待機、なんとか飛行機に乗れたのは11時半でした。

じゃあもっとゆっくりホテルを出てもよかったじゃないか!と思いましたが、ごく稀に定刻通り飛ぶことがあるので、早めに移動しないとダメなんだそうです。

まあ欠航ならなかったらラッキーというおおらかな気持ちで構えましょう。

搭乗は早いもん勝ち?

1回に4機のセスナが、次々に飛び立ってルクラへ向かいます。

そして1時間くらいしたら、ルクラからの帰りの乗客を乗せて次々に戻ってきます。

1機20人乗りとして、4機で80人。つまり1回80人前後の乗客を運びます。これは多分早い者勝ちだと思います。ラメチャップ空港に到着した順ということです。私たちは5時半に到着したので早い方かなと思ってましたが、3回目の順番だったので160〜240番の間でした。

前日欠航になっていれば、乗れなかった人たちが自動的に前に割り込んできます。

ラメチャップの天気が良くても、ルクラが霧や雨だと飛行機が飛べないので、運次第ですね。

📌 ラメチャップ空港基本情報

項目詳細
空港名ラメチャップ空港(Ramechhap Airport)、別名マンタリ空港
IATAコードRHP
主な用途カトマンズの混雑期におけるルクラ(Lukla)行きの代替発着場
施設レベル非常に簡素。 待合室はほぼなく、軍の飛行場に近い構造。

🚨 【最重要!】利用方法と待ち時間の過ごし方

ラメチャップ空港での最大の敵は「待ち時間」と「寒さ」です。快適に過ごすためのサバイバル術を伝授します!

1. 究極の「早朝勝負」!

  • 出発は夜中: ルクラ行きのフライトは基本的に午前6時〜9時台に集中します。このため、タメル地区を出発するのは深夜1時〜3時になります。真夜中の移動に備え、前日の睡眠はしっかり確保しましょう。
  • チェックインを急げ: 飛行機はプロペラ機で座席数が少なく、天候によってフライト順序が急に変更されることがあります。空港に到着したら、すぐに航空会社のカウンターを探し、チェックインと搭乗券の確保を最優先で行ってください。

2. 施設は期待するな!待ち時間の過ごし方

  • 待合室はほぼ無し: ほとんどの時間が野外やテント下のエリアで待機となります。椅子も限られているため、床に座り込む覚悟が必要です。
  • 防寒対策は完璧に: 早朝のラメチャップは非常に冷え込みます。フリース、ダウンジャケット、手袋など、トレッキングで使う防寒着をすべて着用して待ち時間を過ごしましょう。ブランケットを持参する人もいます。
  • 食事は簡素なカフェで: 空港内やその周辺には、紅茶(チャイ)やインスタント麺、サモサなどの簡単なスナックを提供するローカルなティースタンドがいくつかあります。美味しい食事は期待せず、暖を取るために温かいチャイを飲みましょう。
  • トイレは汲み取り式:和式(しゃがむタイイプ)でぼっとん便所です。トイレットペーパーはありません!

3. 天候による遅延・欠航への備え

  • 遅延は日常茶飯事: ルクラの天候は変わりやすく、霧や風ですぐにフライトが遅延・欠航になります。
  • 焦らない心構え: 欠航になった場合、その日はカトマンズに戻るか、ラメチャップの周辺で宿泊することになります。「フライトは遅れるもの」と心に留め、怒らず焦らず、ネパール時間で過ごす心の余裕を持ちましょう。

☕ 周辺情報と宿泊について

ラメチャップ空港の周辺には、カトマンズのような観光客向けの施設はほとんどありません。

  • 宿泊施設:
    • 空港周辺には、長時間のフライト待機に備えてごく簡素なロッジやゲストハウスが数軒ありますが、施設レベルは非常に低いです。
    • フライトが欠航し、宿泊せざるを得なくなった場合は、旅行会社を通じて手配してもらうのが確実です。
  • 食事・買い物:
    • 空港近くの売店で水や軽食は手に入りますが、品揃えは期待できません。カトマンズで必要な飲食物はすべて購入しておくのが鉄則です。
    • 電子マネーやクレジットカードは使えません。ネパール・ルピー(NPR)の現金を多めに用意しておきましょう。

ラメチャップ空港での経は、あなたのトレッキングの準備運動です!この独特な雰囲気を楽しみ、いざヒマラヤへ飛び立ちましょう!

最高のヒマラヤトレッキングになりますように!🇮🇳🏔️

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