フェレンツェ大聖堂(ドウォーモ)クーポラ子連れ(3歳、5歳)登頂体験・料金と予約方法
ども、チャオ、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
3歳と5歳の息子2人連れてイタリア家族旅行を楽しみました。今回のブログ記事はルネッサンスの都フィレンツェのランドマーク、サンタマリアデルフィオーレ大聖堂に子連れで昇ったときの体験記を紹介します。フィレンツェ観光を満喫した気分になれるし親子で感動体験を共有できるおすすめのアクティビティです。
不安だらけの子連れ登頂の準備
1296年着工、ルネッサンス隆盛期にさまざまな芸術家が建築、彫刻を担当し140年の歳月をかけて完成したフィレンツェ大聖堂ドゥオーモの高さは約92メートル。高さ92メートルって言ってもピンとこないかもしれないけど、これは30階建てのビルに相当する高さです。
ドゥオーモは昔の建物ですからエレベーターなんてありません。クーラーもありません。30階の屋上までエアコンのない暑いくて狭い階段を1歩1歩歩いて登らなくてはいけません、あひゃぁ〜〜。
「う〜〜ん、3歳の子供にはちょっときついんじゃない?」
日本を出発する前、旅行の計画を練っている時に思いついたはいいけど正直、子供が自分の足で最後まで登り切れるか自信はありませんでした。というか私もママも夏の暑い中、当然クーラーなんてないだろうし(実際ありません!)30階建てのビルの屋上まで階段を歩いて登る自信はありませんでした。
でも親が不安な様子を見せたら子供はもっと不安になります。
「あ〜〜全然たいしたことないよ」と余裕たっぷりのところを見せながら、子供達にこの素晴らしい世界遺産の建築物の写真を何回も見せ、内部はどうなってるのかなー?、屋上のクーポラに登ったら何が見えるかなー?、ちゃんと登れたら美味しいアイスクリーム(イタリアンジェラート)を食べようね、と話して興味を持たせるようにしていました。
準備といえばそれくらい。あとは現地に行ってなるようになる、と覚悟を決めるだけです、うははは。
<サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂登頂情報・2020年1月現在>
名称 | サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ) |
クーポラ(展望台)の高さ | 92m |
チケット | 予約制 大人18ユーロ 子供(6ー11才)3ユーロ 6才未満 無料 |
公式オンライン予約サイト | https://grandemuseodelduomo.waf.it/en/cumulative-ticket-great-museum-of-the-cathedral-of-florence |
営業時間 |
|
休館日 | 1/1、1/6、金曜祭前の金曜、復活祭、6/24、8/15 、9/8、11/1、12/8、12/25、12/26、イースター |
登頂の様子
クーポラへの入り口はドーモ北側の建物が少しふくらんでる辺りにある。
クーポラのドーム天井部分までは階段の傾斜もゆるく一歩通行になっていて登りやすい。
時折壁の小窓からフィレンツェの街並みが見えるぞ、
うわー、いい眺め。
ドーム天井部分に差し掛かると、少し広い通路に出るのでここでいったん大聖堂の内部を見下ろしながらひと休み。
ここから見下ろすと祭壇でお祈りしている人が豆粒のように小さく見える、ああ。
それからこの通路からはドームの天井いっぱいにに描かれた巨大なフレスコ画「最後の審判」をまじかに鑑賞出来る。
この巨大絵画が観れるだけでもここまで登って来た価値があるというもの、やっほー!
ドーム天井部分から上は傾斜が急になり階段の幅もぐっと狭くなります。
さらにここから先は一歩通行でなくなるので降りる人と道を譲り合いながら登る事になる。
すれ違う誰もが小さなりゅうが汗まみれになって登ってくるのを見ると笑顔になって道を譲ってくれました。グラッチェ!
りゅうもすれ違うたびにグラッチェと言うもんだからこりゃまた受けて相手も大喜び。
暗い階段の通路に笑い声が絶えませんでした。
そしてやっとの思いで登りきったクポーラからの眺めは格別。薔薇色のフィレンツェの町並みがひときわ美しく見えましたよ。ピース!
子連れクーポラ登頂はフィレンツェでおすすめのアクティビティ
ドゥオーモ内部の階段部分は湿度が高い上に夏はかなりの高温になるので水は必携です。しかし思った以上に子供は元気に登った。むしろ親の方がダメでした〜(笑)
子連れでクーポラ頂上まで登った時の達成感、爽快感、親子の一体感、そして眺めのよさは格別です。
フィレンツェ観光をした!という達成感、充実感もハンパないですよ〜、うははは。
子供と家族で感動を共有できるおすすめのアクティビティです。
この記事を参考にしてください
*100mはだいたい30階建てのビルに相当する高さです。
ドゥオーモ登頂の予約方法と料金
2016年11月からドゥオーモクーポラへの登頂は完全予約制となりました。
開館時間:8:30~19:00 *土曜、日曜は日によって変動します。
入場料:大人18ユーロ 6歳ー11歳 3ユーロ 6歳未満無料
休館日:1/1、1/6、金曜祭前の金曜、復活祭、6/24、8/15 、9/8、11/1、12/8、12/25、12/26、イースター
チケット購入方法:公式サイトまたは洗礼堂向かいのチケットセンターで購入できます。ただし当日チケットを窓口で購入してもクーポラ登頂はできません。登頂するには公式サイトで予約をする必要があります。
登頂予約方法:公式サイトからおこないます。チケット購入と同時に予約することができます。2019年11月現在で、クーポラの登頂予約は5週間先までしか入れることができません。また予約の変更、払い戻しは出来ません。
サンタマリアデルフィオーレ大聖堂クーポラ登頂:オンラン予約公式サイト
*予約代行サイト「ゲットユアガイド」からもオンラインで手続きができます。公式サイトから予約するより高くなりますが日本語で手続きができます。
フィレンツェ大聖堂の地図
ジョットの鐘楼にも登れます
<ジョットの鐘楼登頂情報>
名称 | ジョットの鐘楼 |
クーポラ(展望台)の高さ | 84.7m |
チケット | 大聖堂のクーポラと共通チケット*こちらは予約制ではありません |
公式オンライン予約サイト | https://grandemuseodelduomo.waf.it/en/cumulative-ticket-great-museum-of-the-cathedral-of-florence |
営業時間 |
|
休館日 | 1/1、1/6、金曜祭前の金曜、復活祭、6/24、8/15 、9/8、11/1、12/8、12/25、12/26、イースター |
*共通チケットは最初に使用したとき(入場時刻)から72時間有効です
ドゥオーモの隣に立っているジョットの鐘楼にも登れますよ。ドゥオーモと違って予約は必要ありません。ジョットの鐘楼の高さは84.7m、こちらはエレベーターがあるので楽々登れます、なんてことはありません。ドゥオーモもより8m低いと言ったって階段を歩いて登ります、あひゃぁ〜。
ドゥオーモとの違いは頂上から見える景色です。ドゥオーモに登ったら当然ドゥオーモは見えませんが、ジョットの鐘楼からはすぐ近くにドゥオーモの丸い屋根が見えます。
これこそフィレンツェ!と叫びたくなる景色です。ドゥオーモの赤い丸屋根とバラ色のフィレンツェの街並み。これを見るためだけにフィレンツェまで行ってもいいというくらい素晴らしい眺めです。
ちなみにジョットの鐘楼は異なる年代の3人の建築家によって作られています。外壁の装飾に同じ色の大理石を使用しているのでパッと見たらわかりにくい、というより聞かなかったら気づかないかもしれませんが、よーく見ると手がけた建築家ごとに下層、中層、上層、とデザインが違います。
鐘楼に登る待ち時間があったらそのへんをじっくり観察するのも楽しいですよ。
ただし子供の年齢が小学校高学年とかある程度大きくないと、1日でドゥオーモと鐘楼の両方に登るのは難しいかもしれません、というか子供が大丈夫でも大人がきついかも、ほっほっほ。特に夏は内部の階段に熱気がこもってとっても暑いです。
そのへんは体力、体調と相談しながら決めてくださいね。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂
ミケランジェロが「天国の門」と称した扉を持つ(東門)サンジョヴァンニ洗礼堂は、フィレンツェのドゥオーモ広場にある建物の中で最も古い宗教施設です。
ドゥオーモやジョットの鐘楼に比べて目立たないので「おまけ」かと思っていました。すまん、サンジョヴァンニ礼拝堂!
サンジョヴァンニ洗礼堂はドゥオーモの正面入り口と向かい合うように建っています。
ドゥオーモ、ジョットの鐘楼と共通チケットで入場できます。ちなみに共通チケットで入場できる施設は
- ドゥオーモ(教会)
- クーポラ(展望台)
- サン・ジョヴァンニ洗礼堂
- ジョットの鐘楼
- ドゥオーモ付属美術館
- クリプト(サンタ・レバラータ地下教会の跡地)
です。ドゥオーモの教会内部はチケットなしでも入場できます(無料ということです)
共通チケットは当日ドゥオーモ広場のチケットオフィス窓口でも購入できますが、クーポラに登るには公式サイトからの予約が必要なので、共通チケットも公式サイトから購入するのがいいと思います。
ただし公式サイトは日本語に対応していません。不安のある人はチケット予約代行サイトで手配するか、登頂が組み込まれているオプショナルツアーに参加する方法があります。
共通チケットの料金は大人18ユーロです。
サンジョヴァンニ洗礼堂の営業時間
- (月〜金曜):08:15~10:15/ 11:15〜19:30
- (土曜):08:15〜19:30
- (日曜):08:15〜13:30
- 休館日:1/1、9/8、12/25、イースター
フェレンツェ大聖堂のクーポラに登ろうと思ったきっかけ
花の都フィレンツェの象徴である、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)のクーポラに登れる事を知ったのは、2002年公開の映画「冷静と情熱のあいだ」の撮影現場を紹介するTV番組を見た時だった。
映画の内容より「ええ〜〜あれて登れるのぉ〜」という驚きの方が大きかった。そのときから「いつか登ろう」という野望(というほどおおげさなものではない)をふつふつと腹の底で温めてきたのでした。
人間、何がきっかけで何が起きるかなんてわかりませんねー、うほ。
まとめ
このブログ記事で紹介したサンタマリアデルフィオーレ大聖堂のクーポラに子連れで登頂することは、フィレンツェ旅行で一番のおすすめです。子供と汗を流しながら登った先の頂上で見る世界遺産の素晴らしい街並みは一生家族の思い出に残るでしょう。
またジョットの鐘楼に登るのもチョーおすすめです。ぜひドゥオーモクーポラとダブル制覇して下さい!
このブログ記事があなたのフィレンツェ子連れ旅行の参考になったならとっても嬉しいです。
ではまたお会いしましょう。チャオ〜。
このブログの中でひとつでも「いいな」と思ったことがあればSNSなどでシェアして熱い応援ヨロシクお願いします(^^)→それ行け!子連れ海外旅行:https://kidsvacation.net/