ナポリのシーフードレストラン「ラ・ベルサリエーラ」で卵城を眺めながらイタリア最後の晩餐

2019年3月15日

子連れイタリア旅行最後の晩餐

いよいよ今回のイタリア/シチリア島旅行最後のディナータイムとなった。この旅行でさんざん美味しいものを食べ尽くしたので、さらに美味しいものを追い求めるのはちょっと気が引ける。最後の晩餐をいただく食堂は、特にガイドブックや口コミの評判に頼らず、ぶらぶら歩いて適当なところに入ろう、ということになった。

モロジリオ公園からサンタルチアの海沿いに卵城の方へぶらぶら歩く。波の音と潮の香り、そしてナポリ湾の絶景。

思えば1週間前、このナポリから夜行フェリーに乗ってシチリアへ出発したのが、今回の旅行の始まりだった。なんだかもうずいぶん昔の事のような気がする。それだけ今回の旅行は密度が濃い体験だったということだ。

再び目の前に広がるナポリ湾のサンセット。やっぱり最後の食事は、美味しい美味しくない、より、このナポリ湾の絶景を眺めながらいただきたい。美味しいものは日本に帰ってからだって食べれるけど、この景色を眺めながら食事できるのはここしかない。

ナポリのシーフードレストラン「ラ・ベルサリエーラ」

卵城の手前のレストランに決まった

サンタルチアの海沿いの道を歩いて来て、ちょうど卵城へ渡る桟橋の手前に、テラス席のある感じのいいレストランがあった。まだディナータイムには時間が早いのか、お店はがらがらだ。

「チャオー、食事をしたいんですが、席は開いてますか?子連れでも大丈夫ですか?」

と尋ねると

「うっほっほほー、もちろん大丈夫ですよ、1たす2は、さんたるちあー!」

と陽気な答えが返ってきた。メニューを見せてもらって料金を確認したけど、こんなに絶好のロケーションにあるおしゃれなレストランにもかかわらず、目ん玉が飛び出すほど高くない。凄く雰囲気良さそうだし、卵城の目の前で眺めも最高だし、ここにしよう!ということで最後の晩餐をいただくレストランが決まった。

店内

ナポリのシーフードレストラン「ラ・ベルサリエーラ」

私たちが行き当たりばったりでたどり着いたレストランは「ラベルサリエーラ」。1919年創業の歴史あるレストランだった。新鮮な魚介を使い素材にこだわったシーフード料理がおすすめだと言う。私たちは卵城がすぐ目の前という海際のテラス席に案内された。卵城にサンタルチア港、ナポリ湾、そしてベスヴィオ火山、ここでしか見れない最高の眺めが広がっている。

「イタリア旅行最後の晩餐にふさわしいお店だね」

「今回も子ども達と何事もなく無事に旅行できてよかった」

運ばれてきたワインで、この素敵な旅行と、旅行で出会った人たちへの感謝の気持ちを込めて乾杯。

遠くでシチリア島行きクルーズ船の汽笛が鳴った。

黒い制服で身を固めた給仕係

一見、格式高そうなレストランだが、子連れでもオッケー、ドレスコードも心配ない。

厨房

「料理が出来るところ見るかい?」

子ども達を厨房に入れて、調理の様子を見学させてくれた。

ゲストで賑わうテラス席

お客が増えてきた。

料理の写真

美味しい料理、ごちそうさま。

私たちは明日ナポリを発ってミュンヘン経由で日本へ帰ります。

これでシチリア島子連れ旅行記は終わりですが、ミュンヘンを経由して帰国するエピローグ編は、スイス子連れ旅行記に掲載していますので、よかったらそちらも見て下さい。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました、グラッチェ!