トルコ子連れ旅行の見どころと基本情報

2019年2月25日

アジアとヨーロッパにまたがるトルコは、面積がおよそ日本の2倍もある。わたしたちはクルーズで寄ったとはいえ、そんな広い国の、南岸を子連れでほんのかすった程度。だからトルコについて語るのはおこがましいのだが、ここまでの流れとして、一応、さらっとふれておこう。

トルコについて

古代から東西文明の接点にあったトルコは遺跡の宝庫だ。その一方で、地中海、エーゲ海、黒海に三方を囲まれ、5000メートル級の山々がそびえる変化に富んだ自然にもめぐまれている。ノアの方舟が漂着したと伝えられる東部のアララット山からは、近年、「方舟の遺跡」が発見され話題になった。

またイラン国境近くにある巨大な塩水湖ヴァン湖では、謎の怪獣「ヴァンジャナーヴァル」の目撃例が報告され、日本でも怪獣が映ったビデオが放映されたことは記憶に新しい。

トルコ子連れ旅行基本情報

◆日本からのフライト

成田と関空からイスタンブールへ、トルコ航空と日本航空が直行便を運航している。イスタンブールまでの所要時間は約12時間。

その他、エミレーツ航空でドバイ経由、カタール航空でドーハ経由、フランクフルトやアムステルダムなどヨーロッパ経由で行く方法もある。

◆面積

81万4758平方キロメートル(日本の約2倍)

◆人口

79,814,871人(2016年,トルコ国家統計庁)

◆首都

アンカラ(人口340万人)

トルコ南部のペルゲ遺跡を見学するこども達

◆宗教

イスラム教(スンニ派、アレヴィー派が大多数、99%)

◆民族構成

トルコ人が大多数。その他クルド人、ギリシャ人、アルメニア人、ユダヤ人等

◆言語

公用語はトルコ語。東南部ではクルド語、シリア国境付近ではアラビア語も話される

◆通貨とレート

新トルコリラ(YTL)。1YTLはおよそ90円(2008年8月)。補助通貨はイェニ・クルシュ(YKr)で1YTL=100YKr。

◆電圧とプラグ

電圧は220V、周波数は50Hz。プラグタイプは2本足のCタイプ。

トルコの観光地

◆時差とサマータイム

日本との時差は7時間。サマータイム実施中は6時間。サマータイムは通常3月の最終日曜日深夜1時から、10月の最終日曜日の深夜1時まで。

◆ビサとパスポート

パスポートの有効残存期間は、滞在日数+6ヶ月以上

観光目的で3ヶ月以内の滞在であればビザは不要。入国カードは必要ない

◆買い物の税金

ほとんどの物品に18%の付加価値税(日本の消費税に相当)がかかる。免税店で買い物したときは、申請書類を作成してもらい、出国地の税関で払い戻しができる

◆1人当たりGDP

9333ドル

トルコの世界遺産

1)イスタンブール歴史地区

アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡に浮ぶように君臨するトルコ最大の都市。ビザンティウム→コンスタンティノープル→イスタンブール、と名称を変えてきた1500年の歴史を持つ古都。

2)ギョレメ国立公園とカッパドキア奇岩風景

きのこ状の岩がニョキニョキと林立する大奇岩地帯。地下都市やキリスト教壁画など見所も多く、トルコ観光のハイライトと言える場所。

3)ヒエラポリス・パムッカレ

白とブルーのコントラストが美しい石灰棚の奇観が広がるパムッカレはトルコ有数の温泉保養地でもある。石灰棚を望む丘にはペルガモン王国の都市遺跡ヒエラポリスがある。

4)ハットゥシャシュ

アンカラの東200kmの谷にある都市遺跡。ラムセス2世の古代エジプトと覇を競ったヒッタイト王国の都の跡

5)ネムルトダーゥ

標高2150メートルの山頂に、巨像の首がゴロゴロ転がる世にも奇妙な風景を眺めることができる。一帯は、紀元前1世紀にこの地方を支配したコンマゲネ王国のアンティオコス1世の墳墓。

6)クサントス・レトゥーン

トルコ南西海岸にある、紀元前8世紀に栄えたリキヤ王国の首都。世界で初めて共和制を取り入れた都市として名高い。

7)ディヴリィのウルジャーミィと病院

アナトリア高原の西部にあるウルジャーミィは、3つの門の装飾が高い評価を受けている13世紀のイスラム建築の傑作。慈善行為を目的とした病院を併設している。

8)トロイ遺跡

トロイの木馬伝説の舞台となった遺跡。周囲には紀元前3000年頃から集落が出来始めていて、トロイでは9層の都市遺跡が発見されている

9)サフランボルの宿場町 

古くから宿場町として栄えた町並みは、官民一体となった景観保存運動によって手厚く保護されている

◆外務省トルコ共和国のページはコチラ

トルコクルーズ子連れ旅行記の目次

  1. トルコ子連れ旅行の見どころと基本情報
  2. アンタルヤ港に到着するもトルコ入国管理事務所はスルーでいいの?
  3. アスペンドス遺跡の古代ローマ円形劇場
  4. ペルゲ遺跡
  5. ブルーモナーク号のプールで最後の日に見た景色