シンガポールの朝の定番料理「カヤトースト」とは?
地下鉄の駅とビボシティの地下が繋がっていて、
そのまま標識に従って歩いていくとフードコートに出た。
うわぁ~おいしそう!
でもやってませ~ん。
ええーそりゃないよー。
あ、でも、ちょっと待って、
よく見るとフードコートの入り口に1軒だけ営業しているカフェがあるぞー。
もーお腹ペコペコだしここで食べようか、
とお店をのぞいたら、
なんとカヤトーストがあるではないか!!
カヤトーストとは、
卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ、砂糖
を煮詰めて作られた
「カヤペースト」を、
バターとともにカリカリに焼いた薄焼きパンにぬったもの。
1944年にシンガポールで誕生したカフェ「ヤクン」のオーナーが発案したらしいが、
そのあまりのメルヘンチックな美味しさに、
またたくまにシンガポール中に広がり、
今やシンガポールを代表する朝の定番メニューとなっている
(*ヤクンカフェは豊洲ららぽーと内に海外1号支店を出店しています)
日本からの観光客は、宿泊してるホテルで朝食がついてることが多いので、
わざわざ街に出てそのへんの店で朝食を食べるということもなく、
それゆえなかなかカヤトーストにお目にかかる機会が少ないと思うが、
ぜひ一度トライしてみよう!
ツボの中にオリジナルのカヤが入っている
ビボシティでカヤトーストがいただけるのは「TOAST BOX」というカフェ。
オープンキッチンにデェ~ンといすわる白い陶器のツボの中に、
このお店オリジナルのカヤペースト/ジャムが
ふんだんに詰まっている。
オーダーが入ると店員がトーストを焼き上げ、
そのアツアツの生地に、
カヤペーストを贅沢にたっぷりと塗りたくるのだ。
ああ~もっと
たっぷりぬってぇ~~。
シンガポールの朝食は、カヤトーストといっしょに、
コピ(コンデンスミルク入りコーヒー)と、
半熟卵を食べるのが、
正しいいただき方。
カヤペーストだけぬったトースト
このお店のカヤトーストは定番のカヤとはちょっと違って、
カヤペーストの上からさらに、
コンデンスミルクをかけるものや、
ミロをかけるもの、
チョコレートシロップをかけるものなど
いろんなオリジナルメニューを用意している。
特にミロトーストはこどもたちに大好評で、
日本に帰ってからも、
我が家の朝の定番メニューになった。
チャイナタウンで朝粥はいただけなかったが、
思わぬところで美味しいカヤトーストにありつけて、
大満足のわたしたちだった。
チョコレートシロップをかけたカヤトースト