【イタリア旅行の達人が伝授】ベネチア空港から市内へのアクセス比較・裏技
🤗チャオ、ボンジョルノ、イルカパパです!
小6の次男とイタリア・ドロミテ・ベネチアを子連れで旅行しました。今日のブログではベネチア・テッセラ国際空港(通称「マルコポーロ空港」)から市内へのアクセス方法を紹介します。この記事があなたなの子連れベネチア旅行の参考になればとっても嬉しいです。
それでは夢と冒険の旅へヒアウィーゴー!
ベネチア・マルコポーロ国際空港に到着
ベネチア・テッセラ空港は、ベネチア出身の冒険家マルコポーロにちなんで「ベネチア・マルコポーロ空港」と呼ばれています。東方見聞録のマルコポーロだよ、日本を「ジパング」と呼んだ人。
フランクフルトを出発した私たち子連れ冒険家(子連れポーロ、苦笑)は、定刻より20分早い午後5時15分に、ベネチア・マルコポーロ国際空港に到着したのだった。
日本からトータルの飛行時間は15時間近くになっけど、次男も小学6年生なので幼児のときのような長時間フライトの機内対策作戦は必要ない、こりゃ楽チンだ、ふ〜〜〜。
参考記事:【子連れ海外旅行の達人が伝授】赤ちゃん・子連れで機内を無事過ごす無敵のノウハウ11選
空港からベネチア市内へのアクセス
ベネチア・マルコポーロ空港は「水の都ベニス」中心部から、およそ12km北東の「本土側」にある。一方世界遺産に登録されているベネチア市街地は、本土のおよそ2km沖合に浮かぶ島。本土とベネチア市街地は橋で結ばれいるということを理解すると話しは早いぞ。
空港から市内への主なアクセス手段は、
- エアポート急行バス
- 路線バス
- タクシー
- 水上バス
- 水上タクシー
- バス+電車
の6通り。次にそれぞれの所要時間と料金を比べてみよう。
1.エアポート急行バス
- 行き先:ローマ広場(35番のバス)
- 運行間隔:およそ30分
- 所要時間:20分弱
- 料金:8ユーロ
- 荷物置きスペース有
- 座席指定有
- ヴァポレットとの共通券なし
エアポートシャトルバスを運行するATVO社の公式サイト:https://www.atvo.it/index.php?lingua=en#
2.路線バス
- 行き先:ローマ広場(5番のバス)
- 運行間隔:日中は15分(午前4時台から深夜1時台まで運行)
- 所要時間:25分
- 料金:1.3ユーロ
- 荷物置きスペースなし
- 座席指定なし
- ヴァポレットとの共通券有
空港路線バスを運行するACTV社の公式サイト:http://actv.avmspa.it/en
3.タクシー
- 行き先:ローマ広場
- 所要時間:20分弱
- 料金:約35ユーロ(スーツケースに追加料金が発生する場合がある)
4.水上バス(ヴァポレット)*空港からは3路線
- 行き先:サンマルコ広場、ローマ広場、サンタルチア駅、ムラーノ島、リド島など
- 運行間隔:40分〜60分
- 所要時間:およそ70〜100分(空港〜サンマルコ広場:オレンジラインが最速)
- 料金:15ユーロ
参考記事🚤
5.水上タクシー
- 行き先:サンマルコ広場
- 所要時間:およそ30分
- 料金:110ユーロ
6.バス+電車
- 行き先:サンタルチア駅
- 所要時間:およそ40分
- 料金:およそ10ユーロ
ベネチア空港からACTV社の路線バスでベネチア・メストレ駅へ→メストレ駅から電車でサンタルチア駅
*サンタルチア駅周辺にホテルがある場合、どうしても電車でベネチア入りした場合、以外はおすすめしません
サンタルチア駅の地図
ベネチア・マルコポーロ空港の公式サイト:https://www.veniceairport.it/en/
ローマ広場って何?
空港からベネチア市内へのアクセスで、バス/路線バス、タクシーの行き先名として登場するローマ広場について解説するね。これとっても大事、それが大事、負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じ抜くこと、オオ〜〜。
ローマ広場はベネチア本島(市街地)の北西入り口にある広場。ベネチア市街地にはバスやタクシー、乗用車は進入できないので、ローマ広場が車で入れる最終地点になる。
つまりベネチア空港から市内へのアクセス手段として、エアポートバス、路線バス、タクシーを選択した人は、このローマ広場から先「どうすっベ?」を考えなくてならない。
ローマ広場周辺にホテルを予約している人は問題ないのだけど、サンマルコ広場周辺など市街地の中心などにホテルを予約している人は、ここからさらに移動しなければならない。ひぇぇ〜〜。しかしバスやタクシーが入れるのはここローマ広場まで。ここから先は徒歩か市街地をめぐる水上バス/ヴォパレットを利用することになる
ヴォパレットについてはあとで説明するね。
ローマ広場から、ホテルや観光スポットが集中するサンマルコ広場まで普通に歩けば30分もかからないけど、空港から到着したばかりだとスーツケースがありますよね。ベネチアの市街地は、石畳の路面で、橋が多くそのたびに上り下りしする。さらに道が細く入り組んでいて迷う可能性も多いにあるぞ、あちゃ〜。
初めてベネチアに着いた旅行者がスーツケースを引きながら、ローマ広場から市街地の奥へ徒歩で移動することは、非常に難易度が高いと思ったほうが良い。うん。
ローマ広場の地図
ヴァポレットについて
ここで先ほどのヴァポレットの登場じゃ。
スーツケースなど大きい荷物がある場合は、ローマ広場からはヴォパレットで移動することをおすすめするぞ。ヴァパレットの運行会社は「Alilaguna社」と「ACTV社」の2社。Alilaguna社は空港線を運行、ACTV社はベネチア市街地内の路線と、空港線の陸上バス、を運行している。
料金は75分までが7.5ユーロ、24時間20ユーロ、48時間30ユーロ、72時間40 ユーロ。
ACTV社のヴォパレットは空港からローマ広場までの陸上路線バスと共通なので、長い時間券を購入すれば、ベネチア滞在中や、帰りに空港を利用するときにも使用できてお得だぜ、いぇ〜〜い。
ただしヴォパレットは、スピードが非常に遅く、混雑してることが多いのであまり期待して乗船するとがっかりするぞ。
「歩いた方が早い」こともあるので、空港からの到着時でスーツケースなどがあるときや、のんびりベネチア気分に浸りたい時に限った利用のほうがいいかもしれない。
サンマルコ広場について
次に、ベネチア空港からのアクセス手段のうち海上ルートで名前が出たサンマルコ広場について説明しよう。これも大事、それが大事。
サンマルコ広場はドゥカーレ宮殿やサンマルコ寺院などが立ち並ぶベネチアの中心広場で観光にも大変便利な場所。ホテルやレストランもこのあたりに密集しているぞ。
サンマルコ広場の地図
もしサンマルコ広場周辺にホテルを予約しているなら、空港からAlilaguna社の水上バス(ヴォパレット)で直接サンマルコ広場へ向かうのが効率的。サンマルコ広場の海側には桟橋があり水上バス、水上タクシーが寄港する。
陸上バスでローマ広場に行き、そこからヴォパレットに乗り換えてサンマルコ広場までやってくるケースと比べて、時間的に早いうえ、料金面でもほとんど遜色ないかなー。
ベネチア空港からの市内アクセスの裏技
われわれはベネチア到着日のホテルは空港近くの「マリオットベネチアエアポートホテル」を予約してあるため、無料のホテルシャトルバスでホテルに向かう。ホテルシャトルバスは空港の2階から出発するぞ。
ここで、空港からベネチア市内のアクセスとしてもうひとつ裏技を披露しちゃおう。それはわれわれのようにエアポートホテルに滞在し、路線バスで毎日ローマ広場へ「出勤」する方法。おお〜〜。
ベネチア空港周辺のホテルはベネチア中心部のホテルより格段に料金が安いので、毎日のバス代を考慮しても圧倒的に安く上がる可能性がある。特に人数の多い子連れ家族ではその効果は絶大じゃ。
あるいはレンタカーを借りて毎日「出勤」しても良い。空港ホテルの駐車場は無料だし、空港からローマ広場まで車でおよそ20分程度、ローマ広場には民間の駐車場がいくつもある。しかもこの方法だと、この項で説明してきたベネチア空港から市内への料金は不要になるね。
空港到着からの流れ
飛行機から出てターミナルビルの2階から1階に降り、バゲージクレームでスーツケースを受け取ったら、到着ロビーに出ます。
到着ロビーに出ると正面に水上タクシーなどの案内カウンターがあります。
到着ロビーに出て左手に進むと、レンタカーのオフィスが並んでいて、さらに進んでAの出口から建物の外に出るとタクシー乗り場があります。タクシー乗り場からさらに左手に進み、通路沿いに6~7分歩くと、水上バス、水上タクシー乗り場があります。
一方、到着ロビー正面のB出口を出た所にバス乗り場があります。バスには空港とローマ広場をダイレクトに結ぶ「エアポートシャトルバス」と、空港からローマ広場まで行く「路線バス」の2種類あり、両方ともB出口のところにバスの発着場があります。
また空港周辺のホテルへ行く「ホテルシャトルバス」もありますが、こちらは2階に発着場があります。
シェンゲン協定について
ここまで読んで、「フランクフルトはドイツでベネチアはイタリア。つまり国際線のフライトで到着したのに入国審査や税関はないんですか?」
と疑問に思った方。
ドイツ、イタリアはともにシェンゲン協定に加盟しており、加盟国間の移動は国内移動と同等の扱いになります。日本から最初に入国した国で入国審査などをパスすれば、シェンゲン協定加盟国なら無審査で入出国できるというわけなんです。
私たちの場合は、乗り継ぎで利用したドイツ/フランクフルト空港で、入国審査や税関を受けているので、ドイツからイタリアへ移動するときは、審査の必要ありません。国内線と同じように荷物を受け取ったらそのまま空港を出れます。
ちなみにヨーロッパ主要国でシェンゲン協定に加盟していないのは、イギリスとアイルランド、くらいです。
ベネチア空港から市内へのアクセスまとめ
🤗「【イタリア旅行の達人が伝授】ベネチア空港から市内へのアクセス比較・裏技」はこれでおしまいです。この記事は2020年9月にまとめているので料金や所要時間もそのときのものです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。このブログ記事があなたの子連れベネチア旅行の参考になったらとっても嬉しいです。
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それでは良いご旅行を!ブォン ヴィアッジョ!
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