ワイキキで朝マックを食べてみました
スカイプ
夜中の0時に、突然日本から持って来ているノートパソコンが鳴り出しました。東京の自宅に1人残して来た長男のカイからスカイプで連絡が入ったのです。スカイプは無料でテレビ電話ができるパソコン用のソフトです。会員登録をしておくと会員の間ではいつでも無料で電話/テレビ電話ができます。会員登録も通話も全部タダです。ハワイと日本の間の国際通話だって無料です。
すごくありがたいサービスですよね。ハワイの午前0時は日本では午後7時。サッカーの練習が終わって家に戻ってきたカイが自宅のパソコンからかけてきたようです。
ボタンをクリックしてテレビ電話の画面にします。スクリーンには日焼けしたカイの顔が映っていました。
「練習はどうだった?」
「調子よかったよ。それよりハラ減って死にそうだよ、夕食は何を作ればいい?」
「じゃあ冷蔵庫の中を見せて」
カイがカメラを向けると冷蔵庫の中がよく見えます。
テレビ電話なのですぐ目の前にいるように様子がわかります。
「肉はそれ」「味付けはそれをそれくらいの量」
キッチン道具や調味料の場所も「そこ」とか「あっち」とか指差しながら伝えています。
それで長男が料理を作るところをずっと見ながら、そして長男は料理をつくりながら、お互いの出来事をいろいろ話します。ハワイと東京で何時間話しても無料だから時間を気にする必要がありません。結局カイが料理を作って食べ終わるまでずっと話しをしてました。
カイの夕食が終わって食器を食洗機に入れる所まで見てお互いスイッチを切りました。まるでとなりの部屋にいるような臨場感にびっくりしながら、そのうちわたしもママもすーっと深い眠りに落ちていきました。
朝の散歩
ハワイ2日目の朝は快適な目覚めです。空気が乾燥しているからということもあると思います。カイとも話せてしかも元気そうな様子もわかったので安心です。
では、着替えて顔を洗ったら散歩がてら朝食をいただきに出かけましょう。目指すはワイキキの貴婦人と讃えられる「モアナサーフライダー」の1階にあるレストラン「ザ・ベランダ」です。ワイキキビーチの波音を間近で聞きながら美味しいビュッフェの朝食がいただけます。
パシフィックビーチホテルからカラカウア大通りを5分も歩けばモアナサーフライダーに到着します。朝の光を浴びたカラカウア大通りは昨日見た夕方の様子とはまるで違う街のようです。
ザベランダは順番待ち
ホテルに着いてロビーを通り中庭に向かうと大勢の人がいました。いやな予感がしましたがやはりみな「ザ・ベランダ」で朝食をするため待っている人たちでした。
うへ~~、こんなに待ってるんだ。
「ここじゃなきゃだめなの?」
最初から乗り気でなかったママがすかさず痛いところを突いてきます。
ママは人気のレストランとか有名レストランとか定番レストランとか、インスタ映えするレストランとかが好きではありません。むしろ嫌いです。
いや、特に人気もないし有名でもないからと、だましだまし連れて来たのですがこの混雑ようを見ればママだってここがハワイで朝食の定番中の定番、超人気のある有名レストランだってことくらいわかるでしょう。
それでもささやかな抵抗で入り口のスタッフにどれくらい待つか聞くと20~30分くらいかかるとのこと。
ひゃぁぁ~~!
しかも席が空いた順番で案内するのでどの席になるかそのときまでわからないとのこと。せっかくここに来たらビーチよりの海が見える席がいいのですが、どの席になるかわからないのであればわざわざここで食べるのはもったいないですね。
ちなみに料金は朝食ビュッフェ1人29ドル(2500円くらい)。
ワイキキビーチで朝マックセット
そんなにするんだったらマックで朝食を買ってビーチのテーブルで食べた方がいいじゃない、とママ。
やっぱりそうきますか~~。
初日からママに逆らってもあとが大変だしそれもそうだなということで後ろ髪を引かれる思いでモアナサーフライダーをあとにしました。
それからパシフィックビーチホテルまで戻りホテルの向かいにあるマックへGO.!
ハワイの朝マックセットを買って、ワイキキビーチのデュークカハモナク像の近くにあるピクニックテーブルで海をながめながらいただきました。ビーチでは腰まで海に浸かりながらコーヒーを飲んでいる人や、ビーチ沿いの遊歩道をジョギングしている人、となりのベンチで新聞を読みながらやはり朝マックしている人もいます。
これはこれでとってもハワイらしくて最高の朝食でした。
朝の海はペパーミントを水に溶かしたような優しいライムグリーンで、ヤシの葉ずれの音と小鳥の鳴き声が光といっしょにシャワーのようにわたしたちに降り注いでいました。